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第883号 実母との関係が悪いのですが・・・

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガのタイトルを読んで「あれ?いつもと違うな・・・」とお感じになった方もいらっしゃるかもしれません。

私たちにとって、お父さん、お母さんとの関係は良いに越した事はありません。でも、全ての方が、ご自身のお父さん、お母さんと、よい関係を保っているわけではなく、

ご自分の育てられ方や、親との確執があって、今も、親との関係が決して良くない、という方も少なからずおられます。

そのことについて、ご質問を頂いたので、今日は、そのお返事を紹介したいと思います。ご紹介させていただくのはカイさん。

カイさんは、子供の頃、お母さんに褒められることなく育てられたそうです。

それもお姉ちゃんとの比較、近所の同級生と比較されて、とても辛い幼少期~少女時代を過ごしたらしいです。

でも、今は、とても元気で、ご主人と、お子さんと、楽しい家庭を築かれています。では、カイさんからの相談内容からご紹介しますね。

ここから・・・

パピーさん、おはようございます。カイと申します。いつもフォローメール、メルマガ、ありがとうございます。楽しく勉強させて頂いています。

実は、今日、勇気を出して、パピーさんに聞いてみようと思いメールしました。私は、実母と良い関係ではありません。それは直していかなければならないとは思います。

ですが、実家に帰って数日間母といっしょにいると、私のやる気がどんどん低下し、気持ちが不安定になってしまいますし、せっかく良い状態にある娘にも影響が出てしまいます。

私を生んで育ててくれたことは感謝していますが、正直いっしょに居たくないし、以前の自分に戻ってしまうようで怖いのです。

幼少時代、私は、いつも母から否定されて育ちました。いつも誰かに比べられていました。お姉ちゃんは○○だったのに、あなたは××なんだから・・・

隣の○ちゃんは、算数のテストが100点だったのにどうして×××。成績・運動・容姿・性格・・・どれ一つとっても、私は、母に褒められることなく育ちました。

口答えも出来ず「どうせ私は・・・」っていつも思っていました。

そんな私の性格は、ネガティブで、自分に自信がありません。いつも下を向いて歩くような子供でした。

早く家から出たくて、高校を卒業してすぐに一人住まいを始めました。

仕事は小さな工場の事務でしたが、母から解放された事もあり、毎日が新鮮で、新しい世界が開けたようでした。

社長さんは厳しい方でしたが、頑張れば褒めてくださって、一生懸命に働くこと、評価される事がとても嬉しかったです。

トイレ掃除でも、お茶くみでも、一生懸命にやれば褒めてもらえる、褒めてもらえる事って、こんなにも嬉しく、楽しいんだ・・・

自分の子供が出来たら、自分がしてもらえなかった事をするんだ、絶対に比較なんかしないで、たくさん褒めてあげたい!!って思っていました。

当時は、自分が結婚するなどとは想像もしていなかったのですが、その社長さんの奥様の勧めでお見合いをする事になり、今の主人と結婚を前提にお付き合いをするようになったころ、パピーさんのホームページを知り、メルマガを読むようになりました。

そこにある言葉達は、ずっと私が求めていたものでした。「褒める」や「認める」が、子供達を勇気付け、子供だけでなく、家庭内が変わっていく様子。

又、それがお母さんや周りの方々を笑顔にしていく。毎週届くメルマガでは、涙無しには読めないことも何度もあり、感動や勇気を頂きましたし、

泣きながら読んだテキストでは、今後の指針や考え方など、本当に勉強になりました。ですが、1点。どうしてもお伺いしたい事があったのです。

パピーさんが、お父さまから厳しいしつけを受け、お父さまと強い確執を抱えながらも、ご実家の隣に家を建てて、お父様の仕事を手伝ったり、お子様達を含めてよい関係を作られたのは、どうされたのか?

お父様のことをどう許されたのか?そのあたりをお聞きしてみたかったのです。私は、母とはまだまだよい関係を作れていません。

それどころか、母といっしょにいる事が苦痛で、できれば会いたくない、とまで思っています。こんな親不孝ものでは、いけないと思います。

なので、できればパピーさんのお父様との確執の改善方法をお聞かせ頂けたら、と思います。もちろん、非常にプライベートな事なので、無理でしたら、無理でも結構です。

もし、できたら、でかまいませんので、ご参考にさせて頂けたら・・・と思います。

ここまで・・・

という内容のメールでした。カイさんが、実母さんと確執を持っておられる事。私が実父と折り合いが悪かった事。

実は、こんな風に、実の親とよい関係を取れていない、というケースって、40%近くも有るそうです。

そして、カイさんが“パピーさんのお父様との確執の改善方法をお聞かせ頂けたら”と書いてくださったのですが、残念ながら私は父との関係を改善できた訳ではないのですね。

なので、私は、こんな風にお返事をしました。

ここから・・・

カイさん、こんにちは。パピーいしがみです。

そうですか・・・。カイさんも、お母さんに褒めてもらった事が無かった、いつも比較をされて否定されていた・・・と書かれていましたね。

カイさん“も”と書いたのは、多くの人たちが、やはり親からの子育てで、マイナスの影響を受けている場合が多いからです。

ですが、それを反面教師として、「自分の子供達には絶対にやらないぞ!」と頑張っておられるカイさん、素晴らしいと思います(^^)

そしてカイさんから質問を頂いた、“パピーさんのお父様との確執の改善方法をお聞かせ頂けたら・・・”ですが、実は、私と父の関係改善はした訳ではないのです。

改善する前に、父は亡くなってしまいました。(でも、今は、仏壇の前でいろいろ話しかけています。それが出来ただけでもよかったかな?って思っています)

ただ一つ。私が、実家の横に家を建てる時に、これだけは言いました。

「俺は、子供の責任の全てを取る覚悟で子育てをしている。だから俺のやり方にあれこれ首を突っ込まないで欲しい。あなたの子育ては終わった。俺の子育てはこれからだ。

自分が正しいと考えるやり方で子供達を育てる。結果的にどうなろうとも、すべて自分が責任を取る。だから、これからは、俺のやり方には口を出して欲しくない。

それでも干渉するのなら、俺たち家族は、ここを出て行くし、歳を取ったあなたを看ることもしない。

でも、子供にはお爺ちゃん、お婆ちゃんはいたほうが良い。孫を可愛がってくれるお爺ちゃんになるのなら俺も協力をする」

もうかなり前のことなので、正確ではありませんが、こんな言葉を発したかと思います。ですが、その後、父からは、私への苦言や、「こうすべき」「ああすべき」などの干渉が無くなった・・・と記憶しています。

もちろん、小さな干渉でさえも、私は即座に「止めてくれ」と言ったでしょうけどね(^^)

でも、私はカイさんに、私のように言って欲しい、とは思いません。というのは、カイさんの場合は、もうすでに、嫁として嫁ぎ、そのご家庭でうまく行っているからです。

以前のメールでは、ご主人のご両親ととても仲良くされている、とありましたね。でしたら、それで良いと思うのです。

私は、ご自分や、ご家族にとって、マイナスに向かわせるも人がいるのならば、そこから距離を置いた方がよい、と思っています。

特に、ご自分(ご夫婦)の「こんな家庭を作りたい」というお考えがあって、それに悪影響を与える存在があるのだとしたら、たとえそれが実母さんであっても、距離をとってくださった方がいいのでは?と思っています。

カイさんとしては、親にも孫を見せてあげたい、親孝行をしてあげたい、というお気持ちがあるのだと思いますが、それは「今」でなくても良いんですね。

又、ご実家に帰って何日か過ごすことをせずとも、手紙に写真を添えて送っても良いし、他にも予定を入れて、ちょっとだけ顔を出す・・・でも良いんです。

カイさんは、“こんな親不孝ものでは、いけないと思います。”と書かれていましたが、そんな事は有りません。

カイさんは、まだ「家庭作り」の真っ最中で、親孝行は、まだ先で良いのです。カイさんと、ご主人でよりよい「家庭」を作り、親のことは、子供さんが成長した段階でお考えになる・・・

そんな順番でよいと思うのです。

それまでは、無理をせず、まずご自分の「家庭」を優先し、子供とのよい関係、ご主人とのよい関係、嫁ぎ先とのよい関係を目指す、私は、そんな順番にされたら?と思いますよ(^^)

ここまで・・・

このようにお返事をしましたら、カイさんから、メールを頂きました。

ここから・・・

パピーさん、早速のお返事、ありがとうございました。お返事を読んで涙がでました。とても安心しました。

子供の頃のことをいつまでも根にもっている私が、とても心の狭い人間に思えて悩んでいたのですが、パピーさんに「無理せず今は、自分の家庭を優先に」と言われて、心の重石が取れたかのようです。

お蔭様で主人の両親にはとっても大事にして頂いて、本当にありがたく思っています。その義両親が、お正月、ゴールデンウィーク、お盆の時期には、「里帰りしたいんじゃないの?」と言ってくれるので、

今までは無理をしてでも帰省して数日間を親元で過ごしました。ですが、そうやって帰る度に、あれこれ比較され、指摘されて、私自身、とても落ち込んでしまっていたのです。

せっかく「認める」「褒める」を勉強して、笑顔が増えて「良い感じになってきた~」と思い実家に帰ると、ぺしゃんこに潰されて戻ってくる・・・とそんなパターンでした。

でも「今は、その時期じゃない」「無理して実家に帰らなくてよい」と考えると、とても気が楽です。ありがとうございます。お返事といっしょに近況を報告させてください。

娘は、年中さんになりました。昨年、年少さんで入園し、初めての親子分離の時には、最初の1ヶ月は大変で「幼稚園行きたくない」と泣いて泣いて、

私も本当に辛かったのですが、今では朝泣いている年少さんに「大丈夫だよ♪夕方にはママが迎えに来てくれるからネ」なんて、言っているそうです(笑)

私は、自分が褒めて育ててもらった事が無かったので、うまく「認める」「褒める」ができるか心配だったのですが、この子が、生まれる前から勉強させて頂いていたので、

≪「小さな出来た」にも満面の笑みで喜びを現わす≫をしていたおかげか、いろんな事がどんどんできるようになりました。

「私、できるよ♪」とこぼれるような笑顔を見るととても嬉しいです。幼稚園でも「やりたい人?」と聞かれると、「はい!はい!」と真っ先に手を上げるそうです。(とても積極的で本当に嬉しいです)

今は、フラフープとひらがながマイブームのようです。一生懸命に腰を回して、頑張っている姿を見ると、こっちまで楽しくなります。我が家の太陽です(^^)

又、毎日書いてくれるお手紙が、私達「大人」のコレクションになっています。

義父も義母も娘からのお手紙がとても嬉しい様で、たくさん褒めてくれるので、毎日せっせと書いてくれます。

一人っ子なので、兄弟げんかが出来ないのがちょっと残念ですが、家では、自己主張をしっかりして(しすぎかも?)幼稚園でも「ちゃんと自分の意見を持って、嫌なものは嫌とはっきり言えますよ」と言ってもらっています。

自信がなく、いつもメソメソしていた、私の幼稚園の時とは全く違っていて、目は輝き、声は大きく、自信を感じます。

やっぱり、認めること、褒める事って、本当に大事なんだな~と毎日感じています。これからも勉強を続けていきますので、よろしくお願いします。今回は、お返事ありがとうございました。

ここまで・・・

カイさんの胸のつかえが取れたようでよかったです。今回のカイさんのように、子育てをしている私たちも、私達が親から育てられた、その影響を強く受けています。

でもだからこそ、育っている最中の子供達へ、今の私たちの接し方、育て方がとても大事になるんですね。

カイさんの言葉に、“私は、自分が褒めて育ててもらった事が無かったので、うまく「認める」「褒める」ができるか心配だったのですが、この子が、生まれる前から勉強させて頂いていたので、

≪「小さな出来た」にも満面の笑みで喜びを現わす≫ をしていたおかげか、いろんな事がどんどんできるようになりました。「私、できるよ♪」とこぼれるような笑顔を見るととても嬉しいです。”

とありましたね。

私も時々、こんな質問をいただきます。「褒めて育ててもらっていない私が“褒める”ができるようになるのでしょうか?」

はい、私は“褒める”は練習次第!だと思っています。もちろん最初は恥ずかしかったり照れくさかったりするでしょう。

でも、きっと誰もが、赤ちゃんが「ハイハイ」を始めた時、満面の笑みで「こっちよ~♪」「頑張って~♪」「すご~い♪」って褒めてくださったと思うのです。

「褒める」ってその延長なんですね。何も難しい事なんて無いんです。もちろん、失敗は誰でもありますから、「失敗しちゃった~」と思ったら、又、基本に戻ればいいんです。

≪「小さな出来た」にも満面の笑みで喜びを現わす≫はい、これってとても大事ですね♪カイさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。
 
 
 

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