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第884号 子供に決断をさせる

こんばんは。パピーいしがみです。

そろそろ朝夕が涼しくなってきましたね。日中はまだまだ暑いですが、そろそろ夏の疲れが出る頃です。どうぞ、お体に気をつけて過ごしてくださいね。

ところで・・・子供達の夏休み、有意義に過ごされましたか?私は、長い休みには是非、子供達に“普段出来ないチャレンジ”をして欲しいな~と思っています。

例えば、夏休みであれば、親と離れてのキャンプなど(^^)

もちろん、ある程度の年齢以上が対象となるのですが、この「親と離れて子供達だけで過ごす」という事が、子供達をとても大きく成長させてくれるんですね。

いつも親がそばにいて、困った時には親が助けてくれる。そんな環境から一歩抜け出して、自然の中で(困る事がいっぱいです)大人に頼らず、子供が自分達だけで、考えたり話し合ったりしながら解決していく。

そこを乗り越えると必ず「自分にも出来る」という自信が生まれるのです。

待っていても誰もやってはくれませんので、コミュニケーションが苦手な子も、それを機会に上手になっていくこともあります。

でも、得るものが大きい、ということはハードルも高い、という事でもあり、ハードルが高ければ、それを「乗り越えよう!」と決意するまでには、やっぱり紆余曲折があり、葛藤があるのです。

今日、ご紹介させていただく、えみもさんの娘さん(3年生)も、乗り越えようと決意するまでには、葛藤がありました。

今年の夏はもう終わってしまいましたが、きっとこれからの方にとって参考になるだろうと思いましたので、今回、メルマガでご紹介させていただくご許可を頂きました。

えみもさんからは、こんな風にご相談を頂きました。

ここから・・・

パピーさん、お忙しい中、早速にご対応頂き、本当に感謝します。

まず、キャンプの申込からお話しますと、学校でチラシもらってきた娘が「キャンプに行きたい」と言い出しました。仲の良い友達も行くらしく「一緒に行きたい」と。

4泊5日の野外キャンプです。その友達のママからは、「うちの子は、お友達を作るのが下手だから、その為に去年から一人で行かせてる。」とのこと。

そう聞くと一緒に行くと、かえってご迷惑になるかも?と思い、娘と話し、友達とは違う、娘が希望するコースで、6月末に申し込みました。

先週末は、元気に準備を一緒にしていたのですが、今週末出発という時期になって、一昨日夜は「パパとママと離れるの嫌だ」と泣き、昨晩も「嫌だ嫌だ」というので、理由を聞くと、

「誰も友達になってくれなかったら?」と言うので、主人は娘を「友達作るの名人じゃん」と励ましますが、すると「きもだめしが嫌」と泣きながら寝る始末です。

体調は、普段と変わらない様子ですが、今朝は、キャンプの事を気にしてか、お腹が痛いと言ってましたが、朝食はまあまあ食べてました。

泣きだすのは、夜寝るときで、朝は何も言いません。ただ、7月末家族で、九州の実家に帰った際に、700メートルの登山に家族3名で一緒に挑戦しました。

娘は最初20~30分は「山道嫌だ~」と泣きながら歩いてましたが、途中からは、やる気満々で1時間半で登頂に成功した時は、誰よりも喜んでいる様子でした。

ですから、今は嫌と言っていますが、当日になれば渋々行って、楽しんでくるのかとも思っているのですが・・・

自然に触れ合い、いろんなお友達を作るいい機会と思って参加を勧めたのですが、あまり毎晩泣くようでは、無理強いしているようで、かえって楽しめないのか?

無理矢理行かされたと嫌な思い出だけ残るのかと思い、ご相談さしあげました。どうぞ、よろしくお願いします。

ここまで・・・

という内容でした。娘さん、最初は始めてのキャンプでワクワクしていたみたいですが、その日が近づいてくる事で、少しずつ不安が高まってしまったみたいです。

でも5日間も親と離れ離れになるなんて、子供からすれば初めてのことでしょうし、「こうなったらどうしよう?」「ああなったらどうしよう?」って怖くなってしまう事。これもとても自然だと思うのです。

ですから、私はこんな風にお返事しました。

ここから・・・

えみもさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール、拝見しました。

なるほど・・・最初は意気揚々と準備をしていたけど、その日が近づくにつれて、不安な気持ち、寂しい気持ちが湧き上がってきてしまったみたいですね。

“誰も友達になってくれなかったら?きもだめしが嫌・・・”ともありましたが、たった一人で参加することが不安でしょうがないのだと思います。

それで、行く、行かないは、無理矢理・・・というわけには行かないので、最終的には娘さんの気持ち次第になると思うのですが、

えみもさんの気持ちを娘さんにちゃんと話してあげる、という事は大事だと思います。例えば、こんな風に話してくださったらどうでしょう?

家族と離れて一人でキャンプに行くのは、確かに寂しいし、不安だと思う。でも、キャンプは必ず何人かで班を作って、ご飯を食べたり、遊んだり、いっしょに眠ったりして、必ず仲良くなれる友達が出来る。

それは、お父さん、お母さんといっしょにいたら、できない経験なんだね。

自然の中で、お父さんやお母さんがいない場所で、皆で知恵を出し合って、いっしょに生活すると、自分に自信が生まれるし、絶対に楽しい!って思うことがあるんだよ。

こういう事って、なかなかチャンスが無いから、この夏休みに経験できるって、すごいラッキーなことだし、

あなたが「行ってみたい」って言った時、お父さんも、お母さんも「うれしいな~」って思ったし、あなたの事を「すごいな~」って思ったんだよ。だって、あなたにとって絶対に良い経験になるからね。

でも、あなたが嫌で嫌でしょうがない、のなら、それを無理に行きなさい、とは言わない。でも、お母さんは、行ったら絶対に「楽しかった」って言うと思っているし、行けばすごく良い思い出になるはずだから、行って欲しい、って今でも思ってる。

でも、あなたの気持ちが一番大事だし、決めるにはまだ時間もある。じっくり考えて、自分で決めてごらん。

友達の事は大丈夫。1人できている子が多いから、必ず友達は出来るし、肝試しも、みんなでやるから怖くないよ。

お母さんは、キャンプに行ってニコニコ顔で帰ってくる、あなたを見てみたいな♪
こんな感じです。

行っても行かなくても、キャンセル料が変わらないのであれば、当日キャンセルしても良いと思うのです。

でも、その気持ちを決めるのも、このキャンプの一つの勉強かと思います。私は、そんな風に考えますが、いかがでしょうか?

ここまで・・・

とこんな風にお返事をしました。

えみもさんも、ご自身の言葉で、子供に話をしたそうです。そして、娘さんは、自分で「行く」事を決めたそうです。えみもさんからは、こんな風にご報告を頂きました。

ここから・・・

ちょうど、アドバイスを頂いた日に、娘と話したところ、本人から「行ってみる」と言い出したので、参加することになりました。

それでも、行きのバスの中では、半べそかいており、案じておりましたが、無事に帰ってまいりました。

主人も一緒に迎えに行きましたら、笑顔で帰って来て、重そうなバッグを主人が「持とうか?」と言っても、「大丈夫」と一人で持とうとし、数日間で成長し、少し大人びて戻ってきました。

お別れの際に、統率者の方からも、「○○ちゃんはいつも元気で、こちらが元気をわけてもらいました」と言う言葉をかけて頂き、みんなと上手く楽しんでいたんだ。と安心しました。

友達と一緒に行かなくても、沢山友達できたそうです。戻ってから、キャンプで習った歌を、振り付きで歌ったり、何十人ものお友達の名前を教えてくれました。

また、冬にも行きたい。と申しております。登山と一緒で、また一つ「出来た!」が増えて、本当に行かせて良かったと、夫婦で喜んでおります。

将来、転勤により転校の可能性がある為、今回のような全く知らない人ばかりの環境で、周りと上手く協調して生活して欲しい。という親の願いもあったのですが、

何かあった際に、親子共々今回の4泊5日のキャンプは、自信の源になりそうです。

ここまで・・・

他のご報告とあわせてだったので、ご報告は短めですが、私は親が決めるのではなく、娘さんが自分で「行ってみる」と決めたこと。それが一番の収穫だったと思うのですね。

キャンプに行く事。これも行けばとても大きな収穫がありますが、だからと言って親が決めて無理やりに行かせるのではなく、

紆余曲折がありながらも、本人が“自分で決める”と言うところに、とても大きな価値があるんですね。キャンプの内容も同じです。

そこでは、引率者が「こうしなさい」「ああしなさい」と、やり方を教える事はほぼなく、『自分達で考えてごらん』『みんなで話し合ってごらん』と子供達が“自分で決める”ことをさせたはずなのです。

なぜなら、自分で決めて「できた♪」を経験したほうが、絶対に大きな自信になるからです。そして子供同士で喜びを共有できるからです。(コミュニケーション力が高まります)

自分で「行く」と決めながらも、バスの中では、半べそをかいていたとありましたね。

すごくすごく不安だったでしょう。でも、そこを乗り越え、親無しで4泊5日を過ごし切った娘さん。きっと、大きな自信を得てくれたと思います。

えみもさんも、“何かあった際に、親子共々今回の4泊5日のキャンプは、自信の源になりそうです。”と書いてくださいましたが、

今後、娘さんが何かに不安を感じて怖気づいた時、「でもあなたは、夏のキャンプを自分で行く!と決めて、ちゃんと乗り越えてきたでしょう?あなたには、ちゃんとその力があるから大丈夫だよ!」と言ってくださることで、勇気を与えてあげる事が出来ると思います。

えみもさんもご心配だったとは思いますが、貴重な経験をされて良かったですね(^^)メルマガへの掲載のご許可、ありがとうございました(^^)
 
 
 

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