第891号 幼稚園の行事が苦手 2
こんばんは。パピーいしがみです。
つい先日「夏日」を記録した所もあったようですが、日に日に寒くなって、風邪を引いている方も多いようです。
なんとインフルエンザで学級閉鎖、という所もあるようなので、どうぞ、お体には気をつけてくださいね♪
さて、以前、メルマガ885号の「幼稚園の行事が苦手」で、キラりんごさんの息子さんを紹介させていただきました。
キラりんごさんの息子さんは、運動会、発表会、遠足など、幼稚園でのイベントが苦手でお困りだったのですが、
そんな、ちょっと不安になりやすいお子さんの場合、“事前に何をするのか”話しておいたり、“予行演習”などをしておくと乗り越えやすくなる、という事をお話しさせて頂きましたね。
キラりんごさんも、息子さんと、ご自分の小さかった頃と良く似ていると発見され、「自分だったらどうしてほしいか」「なんと言ってもらえたら、やりたい気持ちになるか?」と考えて対処するようになさいました。
そうしたら、夏祭りでの太鼓の初披露が無事に出来て、とても頑張る姿を見せてくれた♪とご報告くださったんですね。
その後の息子さんは、なんだか自信が付いたみたいで、幼稚園で行われた運動会は、イキイキとして参加し、歯医者さんでの診察も一人でできたり、
頭を洗った際のシャンプーのすすぎも平気になったり、出来る事が急に増えたそうです。
又、キラりんごさんのお住まいの学区の年長さんは、小学校の運動会に参加するそうですが、その小学校の運動会にも平気で参加できたそうです。
中には親と離れられず泣いて騒いだり、お母さんと一緒に走ったりする子もいる中で、特に不安になることなく、走りきれたそうです。
(でも、本当は、息子さんにとっては、知らない場所(小学校)のイベント参加は、かなりハードルが高かったはずなんですね)
ちょうど、その頃、私のところには、同じようなご相談が何件か届きました。それは
“初めての運動会だったのに最初から泣きっぱなしで、全く競技に参加できなかったのですが、こういう子の場合、どうしたらいいのでしょうか?”とか、
“運動会の最中、固まってしまって。「もうやりたくない」と泣き出して、私から離れず困ってしまいました。”といった内容だったのですが、
たくさんのギャラリーに囲まれる運動会独特の雰囲気に、萎縮してしまったり、不安が高まってしまったり・・・って、
それを初めて経験する子にはとても多く、又、繊細な子にはよくあることでもあるんですね。
多分、このメルマガをお読みの方の中にも、同じような経験をされた方が多いだろうな~と思って、キラりんごさんに、
「息子さんが小学校の運動会に参加される時はどうでしたか?何かお声がけなどはされましたか?」とお聞きしてみました。
キラりんごさんから、こんなアドバイスを頂いたので、ご参考にして頂けたら・・・と思います。
ここから・・・
こんにちは。キラりんごです。私の心には『まずは安心させてから』という思いが軸にあります。
「色々と試して、息子さんに合ったやり方を見つけてくださいね」と言うパピーさんのアドバイス、考えさせられました。
そして、確かに、子どもって1人1人兄弟でさえ性格も違うし、同じ声かけをしても反応が全く違うなぁ~、そこを極めると上手くいきそうだなぁ~!!と気付きました。
そして 息子がどんな言葉がけをした時に、頑固にイヤだと言い張るか、今までを思い出してその反対の事をしました♪
そしてそして(小学校での運動会では)息子に合った対応、安心させる事ができたようでよかったです。
具体的には、小学校の運動会で走るイベントがある事を2週間前に言いました。(絶対に直前に言ってはダメと分かっていましたので)
案の定、「僕は走らない!嫌だ!」と言いましたが、「そうだよね~~。走りたくないよね~。」と。
息子の気持ちを認め、更に、「ちゃんとヤダと自分の気持ちが言えてアンタはエライ!!」とまで言っていました。
その後 何をするかを話した上で「かけっこは、年長さんみんな緊張するんだよ、あなただけが不安なんじゃないよ、泣いちゃう子もいるよ。お母さんが6才の時も泣いちゃったよ!」や、
「お母さんは あなたが頑張る姿が見たいんだ、見ると嬉しい気持ちになるんだもん!」や、「あなたがかけっこ早いのみんなに見せたら?驚くんじゃない?」などと 話しを時々(本当に1日置きぐらい)しました。
でも、絶対に、“みんなが走るから〔決まりだから〕あなたも走りなさい”と言うような事は 言わないよう気を付けました。
前日に、「オレが、走ったら早くてみんなびっくりするかな?」「泣かなかったらすごい??」と言っていたので、やはり2週間かけて、気持ちが変わっていったのだと思います。
当日の朝、家族に「がんばってね~」と言われると、私にこっそり「やっぱり行かなくていい?」なんて弱気な事を言ってきたので
息子にとって『がんばってね!』はプレッシャーでしかなく、息子には合わない言葉だと確信しました。
家族にも 『がんばってね~!』より、『走る姿見せてネ。応援してるからネ。』と声をかけて欲しい、とお願いしてようやく本番を迎えました。
息子は、普通に親と離れて、普通に列に並び、普通に入場し本気で走っていました。イキイキというより、正直みんなと同じ・・・普通でしたが、それが出来た事、私は嬉しかったです♪
きっと、走る際にママと離れられなかった子は、突然「さあ走りなさい」と連れてこられ、気持ちの準備が出来ていなかったのだろうな、、と感じました。
それと・・・私は、息子ががんばった時、手作り賞状をあげています。息子も枚数が増えていく事を喜んでいます。
これは成功体験の数だけあるので、こんな事も出来るようになったんだね~!と、時々振り返って、親バカ全開で褒めまくっています。
そのせいか、自信がついてきたようにも思います。園の運動会に関しては、私は何もしませんでした。
先生が、年長さん最後の運動会を「みんなで力を合わせてガンバロウ!」と盛り上げて下さっていたようです。先生の日頃のおかげです。
私が意識した事は、「頑張る姿を見るのが楽しみだなーー」とだけ、何度も言っていました。
こんな調子でしたが、本番の運動会では 元気に走り、踊り、鼓笛パレードをし、年長さん全員が受け持つ係の仕事をこなし、頑張る姿を見る事が出来ました。
とても嬉しく、とても感動しました♪大きくなったなぁ~~と、しみじみ感じました♪
ここまで・・・
なるほど~(^^)知らない場所や、初めての場所って誰でも緊張します。
幼稚園児の息子さんにとっては、小学校の運動会に参加する、というのは、とても緊張する事だったはずなんですね。
なので、キラりんごさんから「小学校の運動会に参加できました」と報告を頂いた時に、私は、かなりびっくり!だったのです。
他の年長さんたちの中には、親から離れられなくて泣いた子がいたようですが、それも決して不思議ではなく、“そのぐらい不安になる場面”でもあるんですね。
ですが・・・キラりんごさん、“私の心には『まずは安心させてから』という思いが軸にあります。”と書かれていました。これ、大事ですよね~(^^)
そして、イベントの2週間ぐらい前から「こんな事があるよ」と伝えておられたんですね。又、強制をすることは絶対にせず、不安にさせないように努められたようです。
特に「頑張ってね」という言葉が、息子さんにとっては、プレッシャーとなり、より緊張をさせてしまう、という事が分かったのは大きかったですね♪
それと・・・手作りの賞状ですか~(^^)これは子供にとって、大きな励みになると思います。
「○○を良く頑張りました」って書いてあるのかな?それを見る度に満足感や達成感を感じられるでしょうね。
大きなイベントを乗り越えてから、出来る事が急に増えてきた、とありました。良いですね~(^^)
先日のメールでは、“最近は「ボク〇〇やった事ないけどやってみたいな~」なんて言ってくるので、興味がある事は何でもやらせてあげようと思い、日曜日はお出掛けが続いています。
スケートも行きました。私もやった事がなかったのですが、親の都合で子どもの経験させるチャンスを奪ってはいけないと思い、決心してやってきましたよ。できないながらも楽しかったですよ。
また、釣りも初体験で行ってきました♪今後も、テントでキャンプや、スキーなど、初体験の予定を入れて行ってきます。
自分から やった事のない事をやりたいと言う積極的さが、今までにはなかったのでパワーアップしたようで嬉しいです♪
息子は 「ボクできる気がする」と よく言っています。自信がついてきたのですね^ ^。私も子ども達と一緒に楽しみます。毎日が楽しいです。”と頂きました。
「僕って、なかなかやるじゃん」って、思い始めてくれていたらとっても嬉しいです。
キラりんごさん、貴重なお話をありがとうございます。沢山の方が、参考になったのではないかな?と思います。メルマガ紹介のご許可も、ありがとうございました。
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