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第899号 子供と離れなければならない時

こんばんは。パピーいしがみです。今日は12月25日でしたね。家族で楽しくクリスマスを過ごしてくださったでしょうか?

そして今年最後のメルマガとなります。どうぞ、よいお年をお迎えくださいね♪

今日のメルマガは「子供と離れなければならない時」としました。

例えば、ご病気で入院する時や、下の子を出産される時などは、お子さんと離れなければなりません。

初めてお子さんと離れ離れになる、という時は、親も、子も不安になりますよね。今日は、そんなお話をさせて頂こうと思います。

先日、たんままさんからは、こんなメールを頂きました。

ここから・・・

今回、相談させていただきたいのが、今月末に私が手術の為5日間の入院をする事になり、その前後の声掛けをどうしようか日々迷ってしまいメールさせていただきました。

他の方からしたら5日間ぐらい・・・と思われてしまうかもしれませんが心配性な私はついついどうしたらいいか色々考えてしまい・・・

前回メールをさせていただきましたように息子は不安が強い傾向の性格のようです。

早く伝えすぎても不安が広がってしまうのではないか?ギリギリでは急すぎるのではないか?じゃぁいつ伝えるのがベストなのか?悩んでいます。

内容としては「お母さんはお腹痛い痛いになる事があるから、(カレンダーの日付をさして)この日から少しだけ病院でねんねして、先生に治してもらうからね。

その間○○はばぁばのお家でじぃじばぁばと、ご飯食べたり遊んだりねんねして待ってて欲しいな。そしたらお母さんもまた元気になって帰ってくるからいっぱい遊ぼうね」と伝えようと思ってます。

聞き分けはいい方なので、恐らく入院の間は実家で私の両親と賢く待っててくれると思います。

お腹の手術なので、退院後も息子が大好きな抱っこは厳しくなってしまうかと思います。出来る限り抱きしめたりスキンシップで補おうと思います。

そんな時もどう声をかけようか・・・少しの間我慢ばかりさせてしまう環境になってしまうので、出来る範囲で甘えは受け止めたいと思っていますが入院前後の対応で息子を安心させてあげたいです。

事前に考えすぎて案ずるより産むが易しかも知れませんがよろしくお願いします。

ここまで・・・

親にとって「たった5日」でも子供にとって、親と離れることは、かなりの不安があります。ですが、それは避けることはできません。

そんな時は、あまり心配をさせないように・・・不安を感じさせないように・・・とするよりも、どうして離れなければならないのか、をはっきり伝えておくべきだと私は思うのですね。

そして、その間、誰かに預けるのなら、預ける方を信頼して完全にお願いしてほしいのです。(自分がどうこうできないですからね)

又、再会できた時も、すぐに前と同じように・・・とはならないとは思いますが、それも時間をかけて安心させてあげることが必要だと思います。

ですから、たんままさんにはこのようにお返事しました。

ここから・・・

今回のご相談の内容ですが・・・まずは、どんな手術かわかりませんが、お母さんが今、どんな状態で、何が悪くて入院しなければならないか?

入院をして何をする(どこを切る)のか?ということを話してあげる必要があると思います。

入院する間の心配ではなく、なぜ入院するのか(子供と離れなければならないのか?)を伝えてほしいのですね。

子供にとって、やはりそこの部分が理解できると、ただ単に「お母さんがいなくなる」のとは違い、安心できると思います。

そして・・・伝えるのはどうでしょう?1週間ほど前ではいかがでしょうか?もちろん、入院の間はさびしいし、不安でしょうが、

「○○君が頑張って待ってくれていると、お母さんも頑張れるんだ」のように言ってあげたらどうでしょう?

お母さんのために、僕も頑張る!!となってくれたら、うれしいですね♪退院後は、笑顔で沢山褒めて、包んであげてください(^^)

ここまで・・・

このようにお返事をして、数週間後、たんままさんは無事退院されてきて、その後の事をこんな風にご報告くださいました。

ここから・・・

こんにちは、たんままです。

先月、私の入院にあたっての不安を相談させていただき返信もせずすみません。

無事に手術も終わり、1週間は実家に甘え、単身赴任の旦那も連休をとって帰ってきてくれ、それも終わり、今まで通り息子と2人の生活を過ごしています。

改めてこうして健康で子どもの側で居られる事、普通に過ごす事ができるありがたみを感じて過ごしています(^ ^)

パピーさんにアドバイスいただいたように手術前は手術の説明と「○○ががんばって待っててくれたら、お母さんも頑張れるから」と伝えました。

不安ばかりの私には「○○もがんばって」という言葉は思いつかなかったので、アドバイスいただいて本当に良かったです!!

でも息子も理解して不安だったのでしょう。当日私が病院に行く時、玄関で見送ってくれた息子は目を合わしてくれず下を向いたままでした。

今思い出しても涙が出てきそうになります。その時にギュッと抱きしめてあげられたら良かったのかもしれませんが、涙を堪えるのに必死で笑顔で手を振るのが精いっぱいでした。

入院中は大きくワガママを言う事もなく元気に過ごしてたそうです。

退院して2日程は私と距離を置いて様子を伺っているようでした。前の私ならいつか寄ってきてくれるだろうとそのまま息子が寄ってくるのを待っていたかもしれません。

しかし私が息子の事を大好きな事を伝えるために、傷口がまだ痛む時だったので出来る範囲でスキンシップをとり、子どもが他を向いていても視線を送ることにしました。

3日目ぐらいから「絵本を読んで」と膝に乗ってきたり、甘えてくるようになり、目も合うようになってきました。

そのあたりに、初めて癇癪をおこして30分以上泣く事がありました。原因は昼寝の前後に眠くてお母さんに抱っこして欲しいからです。

きっと我慢していたものが出たんだと思います。今まで見たこと聞いたことない泣き方で驚きました。

パピーさんのメルマガによく癇癪についても書かれていた通り、気持ちに寄り添い側に居る、を心掛け「抱っこして欲しいよなー」「たくさん我慢してくれてるもんね、抱っこできなくてごめんね」「たくさんぎゅーはできるからね」

と話しかけ一緒に布団で横になり、抱きしめたり側に居てると疲れて寝てしまいました。起きると、もういつも通りでした。

その時にぎゅーと抱きしめ「たくさん我慢してくれてありがとう」と伝えました。

その後は癇癪は起こしていません。そして2人での生活になって時間がかかりましたが、やっといつもの表情が見えたように思います。

今は赤ちゃん返りのように、私の後ろをずっとついてきて離れると泣き、どこに行くにも一緒。家の中でも抱っこで一緒に移動します(笑)

以前だと家事も上手く進まずイライラしてたかもしれませんが、「甘えて大丈夫だという安心感から来ている」と思うとそれらの行動がなんだか可愛く見えてしまいます♪

家事も絶対必要な事以外は後回しでいいかーと。気持ちの持ち方1つでこんなに変わるんですね(^^)

まだまだ勉強途中ですが、少しパピーさんの教えが身に付きつつあるのかなーなんて珍しく自分を認めてみたり・・・

息子は自分の意思が強く、相変わらず初めての事や自分が嫌だと思うものには近づきもしない事に、またかーとイライラしてしまいそうになる事もありますが「できなくて当たり前、できたらもっといい」と心でつぶやいています。

これから勉強を進めていく上で、もっと子どもの出来たこと良いところに目を向けて、息子が息子らしく生き生きと楽しめるように私もがんばっていきたいと思います。

長々となってしまいすみません。また良い報告が出来ることを願ってます(^^)

ここまで・・・

お母さんの入院で、子供はとても不安だったと思います。たくさんの我慢もあったのでしょうね(^^)

又、お母さんと再会できても、しばらくは、元の間柄に戻れなかったりします。でも、しばらく子供と会えないことは、子供だけでなく、お母さんの気持ちも変えてくれます。

「子供と一緒にいられる」それだけでも幸せなことなんだ・・・

今、ある毎日は、決して当たり前じゃないんだ・・・そう感じてくれるとうれしいです。
たんままさん、貴重なご報告と、メルマガ紹介へのご許可、ありがとうございました。

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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