第913号 家族が、家族になっていく
こんばんは。パピーいしがみです。
卒業・卒園のシーズンから、そろそろ入園・入学が近くなりましたね。少し、ドキドキ、少し、わくわく・・・という感じでしょうか?
今年は、桜の開花が少し遅れたので、満開の桜の下で晴れの日を迎える方も多いのでは?と思います。沢山の子供たちが笑顔で新年度を迎えてほしいですね♪
さて、今日は、Tさんからのご報告を紹介したいと思います。
新年度に合わせ、仕事の都合で引っ越しをされる方も多い、と思いますが、親と一緒に引っ越しをする子供達も、幼稚園や学校が変わったりすると環境が大きく異なり、勝手がつかめない・・・という事が良くあります。
そんな時、力になってあげられるのは、やっぱり「親」なんですね。
Tさんの場合も、息子さんが年中さんの時に引っ越しをされて、どうも子供が新しい幼稚園にうまくなじめない・・・という事があったようです。
その中で、お父さん、お母さんが常に話し合い、幼稚園にも要望をし、お子さんにも変化が起きて、表情が明るくなり、幼稚園も好きになって行った・・・というご報告を頂きましたのでご紹介させて頂きますね。
ここから・・・
パピーさん、こんにちは。報告と感謝のメールです。時間が、ある時に目を通していただければ嬉しいです。
宿題、メール変更では、連絡させて頂いた事はありますが、報告は今回が初めてです。
現在、6歳の年長の息子と毎日、学び、楽しく、たくさんの出会い、事柄のおかげで、しあわせに過ごさせて頂いております!!
私達家族は、2年前の、息子が年中さんになる4月に、大阪から、主人の地元に引っ越してきました。
ご報告内容は、引っ越してからの、2年間の出来事、それによる、我が家の学び、パピーさんへの感謝です。
息子は、8ヶ月から、両親共働きの為、保育園に通ってました。そして、引っ越してからも、共働きの為、元々、幼稚園の子ども園に通うことになりました。
大阪の友達と離れるのは、寂しがってましたが、『家族一緒だから、寂しくない』と子ども園も楽しみにしてました。
しかし、保育園と、元々幼稚園という、システムの違いに、親子共々戸惑いました。まず、保育園の時は、お部屋まで送っていたのが、子ども園では、靴箱での送り。
何とか、初日は行けたけど、お部屋に行ってから、制服をハンガーにかけるのがうまく出来ない事、聞く先生が、部屋に居ない事。
そして、慣れない事もあるので、先生にも、気にかけてもらう様にお願いしました。
先生は、母である私には『わかりました。』と、笑顔で返答してくれました。私は、安心しましたが、息子の顔は、曇り顔。
息子に、話を聞くと、先生は、声をかけることはほとんどなく、声をかけても『年少さんでも、出来てるのに』と。
余りにも、母への対応と、息子から聞く先生の対応が違いました。
でも、その場にいるわけではないので、本当の事がわからないままでした。
そして、先生に頼るばかりではなく、家でするしかない!と、園と同じハンガーを用意し、家で練習!そして、上手く出来たことや、練習したことを、一緒に喜び、褒めました。
少しずつ、園に行く前の表情も柔らかくなっていきました。しかし、所々で、息子から聞く話では、出来てないと指摘する先生。
でも、母には懇談で「頑張りやだ」と息子を褒める。しかし、具体性がなく、困惑する日々。そして、何とか、一年が経とうとした頃、先生が、お箸の持ち方を息子に指摘。
息子によると、『へん』と言うだけと。家ではできてたので、わからなくなり、先生に聞くと、『時々、おかしい』と、結局、どこがおかしいかわからず。
そして、ご飯をたべるのが遅くなり、また、指摘。そして、皆がお帰りの挨拶してる中、ひとりで食べてたと聞きました。もちろん朝の表情も暗くなりました。
私は、あまりにも、ひどいと、感情的になり、正直、怒鳴り込んでいきたい気持ちでしたが、それが、本当に、息子にとっていいことなんだろうか?!と悩みました。
とにかく、話をしてくれた、息子を抱きしめました。そして、夜に、夫に相談をしました。夫は、仕事の休憩中に、他の用事のついでのふりをして、園に見に行きました。
すると、皆が、お帰りの挨拶をしてる中、ひとりで給食の片付けをしていたらしいです。後で、息子に聞くと、慌てて食べて吐いた。先生は、居なくてひとりで、片付けた。と。
そして、夫婦で、相談。
夫は、問題なのは、子どもが安心して園に行くこと。クレームとして、訴えるのではなく、お願いとして、次の年に申し送りをしていただきたいと。「頑張りやさん」という、レッテルをはらないでほしいと。
その後、まず、園長先生に、時間をつくってもらえるか手紙を出し、話をする時間をもらえるか尋ね、返事を頂き、会って話を夫がしにいきました。
先生への否定はせず、安心して園に行かせたい事を伝えたそうです。長男は、年長になり、違う先生になりました。
最初は、固く緊張ぎみでしたが、徐々に、生き生きとなり、息子は、園が楽しくなり、休日に休むのを嫌がったり、早く行きたがる様になりました。
先生も、具体的な場面を出して褒めて頂いたり、色々な息子の状況を話してくれました。数日後、息子は、話をきいてくれたことが嬉しかったと。私にお礼を言いました。
そして、私は、息子に、話をしてくれた事に感謝しお礼を言いました。そして、夫の存在にも感謝しました。家族が、家族になっていくと感じました。
包むっていうことが、心から大事であると実感しました。これも、パピーさんの勉強をさせてもらえたからと感謝しています。
そして、これからも、包めるように、暖かな心で過ごしたいと思っています。今は、息子が絵を描いたり、勉強してる横で、私もファイルを広げて一緒に勉強しています。
そんな、息子も、今週、卒園です。文にすると、淡々として、上手く伝えられてないですが、暖かな気持ちで、卒園を迎えられてるのは、様々な場面で、パピーさんの言葉が頭をよぎり、
認める、誉める、包む。全ての事柄は、必要として善!!などなど、、、。立ち止まり、考え悩めたように思います!!
ずっとずっと、感謝を伝えたくて、遅くなりましたが、やっと、メールをさせていただきました。勉強させていただき、本当にありがとうございます。これからも、宜しくお願いします。
ここまで・・・
Tさんから頂いたメールで「お~♪」と感動した一文はここでした。“家族が、家族になっていくと感じました。”
私たちは、結婚をすることで、私1人だったのが、2人になり、小さな「家族」が生まれます。
そして子供が生まれ2人が3人に「家族」は少しずつ大きくなります。
ですが、1人の時とは違って、いろんな事が起きてきます。それは、今まで私たちが経験したことのない事が多く、一つ一つに、悩み、考え、頭を抱えてしまう・・・かもしれません。
確かにそれは、辛く苦しい事かもしれません。
できれば、嬉しい事、楽しい事ばかりだったらいいのですが、良い事ばかりが起き続ける、ということはありません。
でも悩んだり頭を抱えたりしながら、一つずつ乗り越えていく事で、見える景色が違ってきますし、今まで感じた事がなかった新しい喜びや、新しい楽しさを感じることができたりもするのですね。
そして家族としての“絆”が強くなっていきます。
新しく幼稚園に入るお子さんをお持ちのお母さん、又1年生になるお子さんがいらっしゃるお母さん、もちろん、子供たちはみんな学年が上がることで、きっと今年も新しい不安や悩むことがあるでしょう。
でも、それを子供と一緒に一つ一つ乗り越えていく事で、子供たちも一段一段と階段を上っていいますし、もちろん、親も親として成長し強くなっていきます。そして「家族が、家族になっていく」んですね。
Tさん、素敵な報告をありがとうございました。
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