第914号 頼りがいのあるお兄ちゃん
こんばんは。パピーいしがみです。いよいよ各地で桜の開花宣言が発表されましたね。
各社の入社式も終わって、今週は入学式・入園式、そして、いよいよ新しい年度がスタートしたようです。
まだ、慣れるのに少し時間がかかるかもしれませんが、子供たち一人一人が、それぞれの場所で輝いてほしいです(^^)
さて、今日、お届けするメルマガですが、1年半ほどかかって講座を学ばれた、アカリーナさんからのご報告をご紹介したい、と思います。
アカリーナさんからメールを頂いて、「やっぱり多くの人がこう思っているんだな~」「だったらアカリーナさんの気づきは、きっと、みなさんの力になるだろうな~」と思って、メルマガ掲載のお願いをしてみました。
後程、アカリーナさんの文面にも出てきますが、アカリーナさんは「子供やご自分の変化」を求め、「結果を出さなければ!」という力みや焦りが、あったみたいです。
でも、結果は最後に表れるもので、本当は、今までしていなかったことをし始めて、その地道な継続によって少しずつ見えてくるんですね。
では、そこに気づいたアカリーナさんが、何に焦っていて、何に気づいたのか、アカリーナさんからのメールをご紹介しますね。
ここから・・・
パピーさんこんにちは。アカリーナです。いつもお世話になっています。講座を始めて1年半の間、感じたこと考えたことを一区切りという意味を込めてご報告させていただきます。お時間のある時に目を通していただければと思います。
途中お休みさせていただきながら1年半をかけて、最終章まで来ることができました。パピーさんには何度も相談させていただきました。丁寧なお返事をありがとうございました。
テキストを週に4回は読もうと決めていましたが、できない事も多く。不真面目な生徒ですみません。
それでも自分なりに、「できることから少しずつ」と言い聞かせながらやってきました。講座を始める前と今の自分を比べてどうだろう?目標は達成できたかな?
正直、うーんと考えてしまう感じでした。自信を持って、いつも笑顔で頑張っています!とは言えないです。
息子にガミガミ言ったりケンカしちゃう時もあるし。イライラしてしまう時もあります。ただ、以前のように自分や子供に対して必要以上に責めたり、不安になったりすることは少なくなりました。
もし何かが起きても、または起きようとする前に一呼吸置けるようになったというか。
息子に対して、「あれもできてない」「何回言ってもダメなんだから」と前は思っていましたがそういえば最近はあまり感じなくなっています。
感じないというよりも、そうゆう面ばかりが気になるといった事が少なくなった、と言った方が正しいのかもしれません。
それよりも、毎日元気に学校に行っていることが嬉しかったり。入学してこの1年、息子にとっては初めての事だらけで緊張の連続だったと思うんです。
そんな中、すごく頑張っていました。それだけで嬉しくて、感謝しないといけないなと思います。
家ではダラダラ、ゲームばっかりしてる息子。相変わらずいつもふざけているお調子者です。
担任の先生から、「ふざけすぎる時もあるけれど、いつも元気で明るくクラスのみんなを楽しませてくれていますよ」と言っていただき、息子らしく頑張っている様子に嬉しく思いました。
この前「早く2年生になりたい」と言うので、「何で?」と聞いたら「早く新しい勉強がしたい」「クラス替えがあるからまた新しく友達ができる」
「給食もほとんど残さなくなったから嫌いなものをもっと減らしたい」と言いました。「学校に行けて良かった。いろんなことができるようになったから」と。
それを聞いて私は素直に感心しました。そんなふうに思えるなんて、本当に学校が楽しいんだな、と。
「ママは勉強したいなんて思った事ないよ~」と言うと、「えぇ~」と言われました(笑)
今までの私は結果ばかりを求めて、変化しない事に不満を感じたりしていました。
結果を出さなければという気負いというんでしょうか、力みのようなものが以前よりはなくなったような気がするんです。
(とりあえず)ここまで・・・
アカリーナさんのメールにも“息子に対して、「あれもできてない」「何回言ってもダメなんだから」と前は思っていましたが・・・”とか、
“自分や子供に対して必要以上に責めたり、不安になったりする・・・”と書かれていましたが、
私への相談にも「悪いところばっかり目について、小言を言わずにはいられない。どうしたらいいのでしょう?」と相談されるケースがとても多くあるんですね。
実はこの「悪いところを探して治そう」という考え方は、私達、日本人の誰もが持っている、とても強くある“特徴”なのだそうです。
日本って「素直」「謙虚」「従順」などが美徳とされ、とても真面目で、規律を守り、人に迷惑を掛けない、そんな風に育てられましたよね。
きっと、あなたもそうやって育てられてきた(と思います)し、学校でもそのように教えられてきた、と思うのです。
そして学校を卒業して会社に入っても「悪いところを直す」指導がされてきたと思います。
なので、どうしても「悪いところを探そうとする」そして「常にそれを指摘し、改善を求める」が正しい方向性だとほとんどの方がそう思っているのです。
でも、実はそれって「子育て」にも、「社員を育てる」にも、適していないんですね。ところがなかなかそこに気づけない。
又、気づいていても、わかっていても、長年かかって築いたものはそんなに簡単に変わりません。
ですから1年を掛けてそんな私たちが持っている「悪いところを探し指摘して治そうとしてしまう」その考え方を変えてもらう事がこのテキストの目的でもあるのです。
アカリーナさんのメールにもこうありましたね。“息子に対して、「あれもできてない」「何回言ってもダメなんだから」と前は思っていましたがそういえば最近はあまり感じなくなっています。
感じないというよりも、そうゆう面ばかりが気になるといった事が少なくなったと言った方が正しいのかもしれません。”
それは、私からすると「お~いいぞ~♪」「アカリーナさんの考えに変化が出てきたぞ(^^)」と願ったり叶ったりの部分で、とても嬉しく感じました。
では、アカリーナさん、「悪いところを探し、治そう」とする代わりに、何をされたのでしょうか?頂いたメールには、このように続きがありました。
ここから・・・
家に居ない事の多い主人のかわりに息子に頼ることも増えました。特に妹のお世話は私より上手いです。
お風呂を嫌がる娘の服を脱がせてくれたりして、本当に助かるんです(^○^)娘もお兄ちゃんが大好きで、いつも後をついてまわって真似ばかりしています。
どっちがママの膝に乗るかでものすごいケンカになったり、寝る時も小さい布団で二人に挟まれてせまいなぁと思ったりしますが。とても幸せだなぁと思います。
ここまで・・・
そう。アカリーナさんは、お兄ちゃんの悪いところ探しをやめて、出張や不在が多いお父さんの代わりに頼りにして、いろんなお願いをして「ありがとう」を増やされたんですね。
実はこの「お母さんに頼りにされる」って、男の子にとっては、ものすごく誇らしく感じるのです。「認める」の最上級クラスと言っても良いかもしれません。
子供は頼りにされることで、「僕はお母さんの役に立っている」「僕はこの家の中で重要な存在なんだ」って感じるんです。
それってどうですか?自己肯定感の向上につながりますよね(^^)
アカリーナさんは、そんな風になさったんですね。すると、妹のお世話はお母さんよりも上手になって、妹さんもお兄ちゃんを慕い、とても仲良しの兄妹になっていったみたいです。(かわいいですよね♪)
アカリーナさんのメールはまだ続きます。
ここから・・・
この子達のお母さんになれて良かったと思います。長くなりましたが、最後に第1章の『命のバトン』のお話に私は本当に助けられました。
「自分はなぜ生まれてきたんだろう」「何のために生きているんだろう」と思いながらきた私にとって小さな自信になりました。
これまで大事に受け継がれてきたバトンを自分がつなげたこと。そして、父母や祖父母、もっともっと前のご先祖の方々に対する感謝。私も子供達を大切に大切に育てていきます。
そしていつか「お母さんの子供でよかった」と言ってもらえたらいいなぁ。
これからもたくさんの良いことや乗り越えなくてはならないことが、子供達にも、私にも起こるでしょう。今は、大丈夫!という余裕はありませんが、いつかそんなお母さんになれたらと思います。
いつもパピーさんがそばにいてくださる。そう思うだけで心強いです。学ばせてもらえる私は本当にしあわせです。
今回、自分自身を振り返ってみて、最初は何も進歩してないんじゃないかと落ち込みました。でも色々考えてみるとありました、私にも進歩が。
気がつかないくらいの「そういえばそうだな~」ぐらいのわずかな事でしたがとても嬉しかったです。
またパピーさんにご報告できるような事があればいいな、と思います。お忙しいパピーさん、お体には気をつけてくださいね。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。
ここまで・・・
このメルマガを書くにあたり、アカリーナさんと何度かメールのやり取りをさせて頂きましたが、
今も、お兄ちゃんには「頼りにしているよ♪」とか、「いつもありがとう」の言葉をよく使っているそうです。
だからでしょうか?妹さんも、「ありがとう」をお兄ちゃんにも、お母さんにも、よく言ってくれるそうです。是非、このいい感じ、これからも続けてくださいね。
そして、又、是非、楽しい発見や、嬉しい報告など、ありましたら教えてください♪(皆さんからのご報告が私にとっては一番の励みです)アカリーナさん、貴重なご報告、そしてメルマガへの掲載ご許可、ありがとうございました。
※ご興味がありましたらどうぞ♪
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