第921号 「ホメホメ」の1年後
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こんばんは。パピーいしがみです。今日のメルマガは「ホメホメの1年後」としました。
褒められることは誰もが望んでいる
ご紹介させて頂くのはひまわりさん。実は、ひまわりさんには1年ほど前に「ホメホメして~♪」というタイトルで、ご紹介させて頂きました。
ひまわりさんは、3人のお子さんを持つお母さんですが、「子供たちにお互いを尊敬させる環境づくりをしなくては!」と思い立って、夜眠る前、本の読み聞かせをした後で、それぞれ子供たちの、その日によかったこと。頑張ったこと。褒めた言葉など、寝る前にもう一度伝える・・・という事をされました。
そうしたらひと月もしないうちに目に見えてケンカが減り、家庭の雰囲気も良くなってきた・・・と、ご報告を頂いたのですね♪
それからは、子供たちの方から「今日のホメホメしてー」と催促されたり、とても楽しみにしている様子が感じられたそうです。
それを1年以上続けられて、「今、こんな状態です」とご報告を頂いたので、ご紹介させて頂きますね。子供たち、すごくいい感じに育っているんですよ♪
ここから・・・
パピーさん、こんにちは。ひまわりです。勉強2年目にあたる昨年のことについて、53章が終わったら区切りのご報告をと思っていたのでメールしました。
1年間「褒める」をした結果
まず、長女。昨年4月に小学生になり、入学早々自転車事故で心配することもありましたが、いまではとっても頼りになるお姉ちゃんです。
お手伝いも、お風呂の蓋をしてスイッチを入れてくれたり、私が忙しいときに下の子の相手をしてくれたりと、小さなことですがすごく助かっています。
宿題は帰ってきたらまずやる習慣が身についていて、「やりなさい!」なんていう必要が全くありません。
習い事のピアノも、秋ぐらいからでしょうか?週に一回、レッスン日の前だけですが、自主的に、しかも自分で納得がいくまで何度も繰り返し練習するようになりました。
年長の頃は、ピアノの宿題は言われてから仕方なく・・・しかも一回弾いたらおしまい。のような、とてもやる気の感じられないやり方をしていて、「ピアノが(性に)合わなくて嫌なら、やめてもいいんだよ」と何度か言ったくらいなのに・・・
最近は私が長女にピアノを習い始めました(笑)まだ右手のドレミと左手のドレミを習ったくらいですけど、けっこう楽しくて。長女に誉めてもらえるようにがんばります(笑)
それから、秋頃にはちょっとお友だちとうまくいかないというか・・・同級生のMちゃんに、「○ちゃんはダメ」と言われて仲間にいれてもらえない、一緒に遊べない、ということが何度かあったようです。
年少の頃に親子で集まっているときに、私もそんなふうに言われている場面を見たことがあります。長女にとっては、Mちゃんは一番仲良くしたい相手のようです。
私の見解ではMちゃんは、ちょっと長女を下に見ているというか、強気に出てもいい相手だと思っている感じです。ただ、仲良く遊ぶこともあるため、イジメや仲間はずしとまではいかないのだろうなと思い、
長女から「今日はMちゃんに、ダメって言われて遊べなかった・・・」とか、休み時間には一人で図書室にいる、という話を聞いても、長女の気持ちに寄り添うにとどめていました。
ある日、長女が私の帰宅前におばあちゃんに「学校どうだった?」と聞かれ、「Mちゃんがダメっていうから私はずっと一人で遊んでる」というようなことを言ったようです。
私が帰宅するなり義母が、長女がこう言った、イジメではないか、先生に何とかしてもらえないか・・・と訴えてきました。
相手がMちゃんならば、こういうことは以前からあって、でも仲良く遊ぶこともあるから、まだ深刻に考えずに様子を見ていくつもりであることを話し、とりあえず落ち着いてもらいました。
そのあと長女と二人で少し話しました。長女に、「Mちゃんにダメって言われることとか、
お母さんや先生に何とかしてほしいと思ってる?」と聞くと、「ううん。自分で何とかしなくちゃとは思っているけど、ママや先生に何とかしてほしいと思ってないよ」との返事。えらいなー、と思いました。
ただ、長女が「自分はいつも一人」と自分から口にするようになったことと、拒否されることが重なって、長女が自分から声をかけられなくなっていることが少し気になったので、翌日こっそり学校にお電話してみました。
本当にずっと一人なのか、Mちゃんがダメと言うのは長女だけなのか?みんなに言うのかなど、先生に聞いてみました。
(先生からの回答は)一人でいることもあるが、それはやりたい遊びが違うせいであることが多いこと、Mちゃんは長女だけに言っているわけではないこと、がわかりました。
話を聞くと、Mちゃんと長女は、うちの次女と長女の関係に近いというか・・・真面目で几帳面な子が、おおらかで大雑把な子のやり方が気になって厳しくなる、そんな感じです。
最後に先生に、長女が「自分で何とかしなくちゃとは思っているけど、ママや先生に何とかしてほしいと思ってはいない」と言っていたことを伝えると、先生も私から電話があったことは内緒にしておいて下さいました。
それからしばらくして、お風呂のときに長女が、「今日ねー、MちゃんとYちゃんに、勇気を出して自分から遊ぼうっていったら、いいよって、簡単に仲間に入れたよ」と話してくれました。もちろん、自分で頑張ったことを褒めました!
それから、自信がついたのかな?お友だちとのことで、ネガティブな言葉を聞くことがなくなりました。学校が早く終わった日にはお友だちの家に遊びにいったりと、とっても楽しそうにしていて、私も安心しました。
これが昨年中に長女が一番、成長したことだと思います(^ー^)「うちの子、やるじゃーん♪」なんて、私も嬉しくなっています。本当に、長女は頼もしくなったと思います。
良い子に育ってる♪って思えるのが最高
それから、先日参観日があったんです。一年生はこの一年に習ったことを発表したあと、お父さんお母さんに手紙を読んでプレゼントしてくれました。
長女の手紙は、「おとうさん、おかあさんへ。おかあさん、いつもあさはやくおきてごはんを作ってくれてありがとう。おとうさん、いつもおそくまでおしごとがんばってくれてありがとう。いつも、わたしたちをまもってくれて、ありがとう」でした。泣けます(つд;*)
この子、いい子に育ってるなあ・・・なにより、長女が“守られている”と、感じてくれていたことがとっても嬉しかったです。
いいときばかりではありませんが、いい方向に向かっているかな?と思います。
つぎに、次女について。とにかく負けず嫌いで、家でかるたや百人一首をやって札がとれないと号泣。彼女が泣くのは、悔し泣きが一番多いです。
そんな次女ですが、弟のためなら、ずいぶん譲ってやれるようになりました。保育園の帰りなど、車から玄関までの移動中に石を拾ったり、葉っぱを取ったりととにかく小さい二人は時間がかかりがち。
私も待てるときばかりではなく、「どっちが先にお家に入れるかな?」と競争させることがあります。
素直に育ってくれたらそれで充分
以前は、弟が泣こうが自分が勝つことが優先だった次女ですが、最近は、負けを見込んで弟が悔しがって怒りだすと、途中で止まって「お姉ちゃんまだ行ってないよ」と、先に行かせてあげたり、着替えが競争になると、最後のほうでゆっくりやってわざと負けてくれたり。
お姉ちゃん(長女)には絶対負けたくなくて、喧嘩になることもしょっちゅうですが弟には譲れるんです。お姉ちゃんになったなあ。
察しがよくて器用なので、私が忙しいときに、「弟と遊んであげて!」と頼むと、うまいこと長男の心をつかむ遊びを提案して、しばらくいい子にさせてくれます。これには、私もビックリ!
「□ちゃんて、小さい子の相手が上手なのね~」と、感心して次女に言うと、まんざらでもない様子で笑ってました。それから、何事も丁寧にキチッとやろうとします。そのぶん、他人にも厳しくなりがちなのが難点ですが(苦笑)
それから、秋ごろまで足の裏のイボ治療に通っていたんですが、液体窒素での焼き治療で、すごく痛いらしいのです。
「皮膚科に行くよ!」というと、「痛い、怖い」とすごく泣くんですが、「じゃあ、治療やめる?」と聞くと、必要性は理解しているらしく「痛いけど治るまで頑張る」と答えて頑張り抜きました。スッゴク頑張り屋なんです。
ただ、この頃は、朝の支度や帰宅後の園カバンの片付けなど、もう自分でできるのにだらだらしてやろうとしなかったり、夕飯前には眠いのもあって「ママに抱っこ」とグズって泣きわめいたり・・・
弟と姉はいますごく伸びているときで褒められることが多いのに、私は怒られてばっかり。そんな気持ちがあるんじゃないかな、という様子です。
それから、弟に手がかかるので、甘えたいときに甘えられないのかな・・・
怒りをぶつける相手が長女から次女に変わっただけ、ということにはしたくないので、いまの次女への接し方は課題です。
最後に、長男について。とにかくわんぱく!でもいつもニコニコしています。秋ごろから戦隊ものが大好きになり、日々「えいやあ!」「とりゃー!」と、スポンジ製の剣を振るって戦っています。
緑色のヒーローが大好きになり、緑色の服しか着なくなったので、毎晩洗濯して朝乾いたのを着る。という生活が何ヵ月か続いています(笑)
保育園の先生に、「ちょっとこだわりすぎ、異常なくらい」というようなことを言われてカチンとしたこともありますが、「こだわらせてあげればいいじゃん、このくらい!」相撲や電車にハマる子がいるように、うちの子は緑色のヒーローにハマってしまったんですから。と、そう思っています。
長男はすごく警戒心がつよいのか、不安になりやすいのか、赤ちゃんのときからママべったりで、目の前にママがいるのに他の人が抱っこしようとするとママから体が離れた時点で大泣き。
自分から離れて遊びだしても、ママが移動すると泣きながら追いかけてくる。そんな子だから、保育園に通っているだけですごいことです。
保育園に慣れるのに2ヶ月かかり、新年からまた朝、「ママがいい」「保育園行きたくない」と泣いたりしますが、園に行ってくれているだけですごい頑張りだと思います。
こだわりが強いのは、自分の意志がしっかりあるということで、大きくなるにつれだんだん長所として目立ってくるんじゃないかなあ?と思っています。
このご報告メール、2月に書き始めたのにすでに5月・・・(^_^;)長男ももうすぐ3歳です。すっかりオムツも卒業し、自宅や保育園なら一人でトイレに行けるほど。日々成長しています♪
長くなってしまい、すみません。お時間のあるときに読んでいただければ嬉しいです。
そうそう、以前メルマガで取り上げていただいた寝る前のホメホメ、忙しくて忘れてしまう日もありますが、まだ続いてます。
子どもと接する時間があまりなかったような日は、「今日頑張ったことを教えてください」と、こどもにインタビューして発表してもらっています♪以上、ご報告まで。
ここまで・・・
という、3人のお子さんに関するご報告でした。
お姉ちゃんは、今、2年生になったのですが、友達関係のトラブル?不具合も「自分で何とかしなくちゃとは思っているけど、ママや先生に何とかしてほしいと思ってないよ」と自分で解決してしまったり、
「ウルッ」とさせられる、お父さん、お母さんへの作文を書いたり・・・。とても頼もしく、そして素直に育ってくれていますね。
「なにより、長女が“守られている”と、感じてくれていたことがとっても嬉しかった」とひまわりさんが書いてくださったように、お父さんがいて、お母さんがいて、私がいる。
家庭内のそれぞれの位置関係をちゃんと把握していて、すくすくと成長されている、その姿が嬉しかったです。
そして妹さんの弟さんに対する思いやり。メールを読んで、心があったかくなりました。
“以前は、弟が泣こうが自分が勝つことが優先だった次女ですが、最近は、負けを見込んで弟が悔しがって怒りだすと、途中で止まって「お姉ちゃんまだ行ってないよ」と、先に行かせてあげたり、着替えが競争になると、最後のほうでゆっくりやってわざと負けてくれたり。
お姉ちゃん(長女)には絶対負けたくなくて、喧嘩になることもしょっちゅうですが弟には譲れるんです。察しがよくて器用なので、私が忙しいときに、弟と遊んであげて!と頼むと、うまいこと長男の心をつかむ遊びを提案して、しばらくいい子にさせてくれます。“
お母さんの気持ちにある一本の芯
とありましたが(ひまわりさんも言われていましたが)本当に「お姉ちゃんになったな~♪」って感じです。それと、ひまわりさんの考えに一本の芯があって、それが素晴らしい♪って思いました。
“緑色のヒーローが大好きになり、緑色の服しか着なくなったので、毎晩洗濯して朝乾いたのを着る。という生活が何ヵ月か続いています(笑)
保育園の先生に、「ちょっとこだわりすぎ、異常なくらい」というようなことを言われてカチンとしたこともありますが、「こだわらせてあげればいいじゃん、このくらい!」相撲や電車にハマる子がいるように、うちの子は緑色のヒーローにハマってしまったんですから。と、そう思っています。
とあったように、少々の保育園の先生の指摘にも、「こだわらせてあげればいいじゃん!」って、思われた事。ひまわりさんの、少々の事では揺るがない芯(幹)の太さ。
そして、その幹から出る沢山の枝と沢山の葉が大きく包み子供たちを雨や風から守ってくれている・・・そんな風に感じました。
ひまわりさん、子供たちがさらに逞しく成長できるように、これからも「ホメホメ」を続けて下さいね♪貴重なご報告、メルマガ掲載のご許可をありがとうございました。
メルマガ掲載のご許可をありがとうございました。
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