第924号 引っ込み思案なあの子が…
こんばんは。パピーいしがみです。今日のメルマガは「引っ込み思案なあの子が・・・」というタイトルでお送りしたいと思います。
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引っ込み思案も変われる
メールを下さったのはこまちさん。こまちさんは2008年からのお付き合いですので、もう10年目になるんですね。当時2歳だった長男さんが、今年はもう6年生だそうです。
特に私が印象に残っているのは、3歳の頃の長男さんは、とても繊細で、人見知り、場所見知りが激しい。こだわりも強くて、一つ気に入らないことがあると、凄く長引いて、切り替えがうまくできない・・・とメールを頂いた事でした。
又、すごい泣き虫で、自分の思い通りにならないと、すぐに泣きだしてしまう・・・というお子さんだったんですね。
ところが、先日、頂いたメールでは、そんな「引っ込み思案で泣き虫」だった、長男さんが、驚くほど成長したその姿があったのでした。早速ご紹介しますね。
ここから・・・
幼少期にあった引っ込み思案
パピーさん、こんにちは。本当にごぶさたしております。以前、長男のこだわりや素直じゃないこと、兄弟げんかなど、いろいろ相談に乗っていただいていた、こまちです。覚えていらっしゃいますか?
今回は、今回こそは、どうしてもパピーさんに報告しなくてはいけない!!と思い、ごぶさたしているにもかかわらず、メールさせていただきました。
思い返せば、初めてパピーさんにメールさせていただいたのは、長男が2歳の頃でした。意思が強く、頑固で、自分の意見を持っていて、私の言葉には、素直にうんと言わない、こだわりが強い、そんな長男に振り回され、対決し、疲れ果てていました。
そんな私に、パピーさんは、「長男さんは頭の回転が早い子ですよ」「自分の意思があるなんて素晴らしい!」「自分のフィルターを持っていながら、相手の意見を受け入れるのが素直ということですよ」と言ってくださいました。
私は、まっすぐで、熱血で、ある意味、長男と同じく頑固なので、パピーさんにそう言ってもらって、すっと肩の力が抜けるのを感じました。
違う方面から、光を当てるってこういう事なんだ、と身をもって体感しました。本当にありがとうございました。
そんな長男も、早いもので、今年、6年生になりました!!子どもの成長は早いですね!意思が強く、頑固、根が真面目、そういうところは変わっていない長男ですが、私の対処は変わったと思います。たまに正面切って戦う時はありますし(笑)
まだまだ、大変なこともありますが、私は、今、長男を本当に認めていますし、尊敬しています。
長男は、幼稚園に入る前~年少くらいまでは、本当に人見知り、場所見知りで、初めて体験するものに、こわさを感じている様子でした。
そんな長男に、私ができることは、ひたすら“自信”と“経験”をつけてあげることだと思い、いろんな経験をさせたり、小さい事から、褒めて自信をつけ、褒めて自信をつけ、長男は1歩1歩階段をのぼるように成長してきたと思います。
“自信”と“経験”で強くなれる
小学校は、小さな学校ですが、少しずつ少しずつ 友達の中でも積極的になり、新しいこと、初めてのことにも次々とチャレンジするようになりました。
小学3年生、4年生では、クラスの学級委員になり、そして、小学5年生では、児童会役員に立候補!無事に当選し、一年間 児童会役員を務めました!選挙では、全校生徒の前で、壇上でスピーチもしたんですよ!
ここまででも、あの幼少期を思い返せば、信じられないことですよね。(もちろん、そのたびそのたびに、緊張感におしつぶされそうな経験を積んでいます!)
しかし、さらに、今年、すごいことが起こりました。6年生になり、なんと、児童会 会長 になってしまったのです!!
1年間、役員をやっていたとはいえ、会長は、責任感、緊張感ともに全然違います。
最初、選挙前に、「さすがに会長はできない、役員で立候補する」と言っていたんです。長男は、私が無理に薦めると、かえってやらないタイプなので、それでいいと思いました。
私や先生が、無理に薦めて、会長になったとしても、辛い状況になったときに、「お母さん(や先生)が言ったから」という思いだけはしてほしくなかったので、ひたすら、何も言わず、待っていました。
それから、3週間ほどして、突然、長男が、「お母さん、いろいろ考えたんだけど、やっぱり、今まで頑張って役員をやってきたし、会長に立候補してみようかと思ってるんだ」と言ってきたのです。
「自分から言った!!」と、私は内心、すごく嬉しかったです。
自分が決めて、自分が挑戦したら、何か大変なこと、辛いことがあっても、きっと乗り越えられると思ったからです。
大きなハードルを飛び越えるとさらに自信がつく
そして、無事に児童会会長になった長男です。初めての難関は、入学式の祝辞でした。1年生全員と、そのご両親、来賓の方を前にして、ひとりでスピーチをしなくてはいけません。原稿用紙一枚分。しかも、メモも持ってはいけない、暗唱です!!
さすがに、私も考えて、めまいがしそうでしたが、長男は、必死に練習しましたし、私も必死に付き合いました。
4月某日、入学式本番。朝。もちろん、緊張で顔は固まっていましたが、でも、きりっとした顔で登校していきました。
うちの小学校の入学式は、2年生から6年生まで全員出席なので、次男も一緒に出て行きました。
家で待っている私は、本当に胸が苦しかったです。そして、入学式が終わり、帰ってきた長男。
おそるおそる玄関を開けると、長男の顔は、自信にみなぎっていました!「お母さん!僕、ひとつも つまづかずに、全文言えたよ!」と。
次男も、「お兄ちゃん、とってもうまく言えて、かっこよかったよ!」と言っていました。本当にほっとしました。また一段、長男が成長した日でした。
その後、入学式を終えた新1年生の子どもさんを持つママ友さんや、学校の先生、知り合いの方たちからも、「○くん、とっても上手に言えてたよ!」と言われました。ほっとしました。
学校、地域の方、近所の方、ママ友、みんなに支えられて成長してきたんだなぁと実感しました。
そして、本当に、ここまで育ったのも、あんなに大変だった幼少期に、また、悩んでいた時々に、パピーさんに、子育ての礎を教えていただいたから、いつもその教えを心に持って、子供たちを見守ることができたから、だと思います。
まだまだ長男は、成長途中で、悩むこともあります。また、自由奔放な次男のことで、別の方向に悩むこともあります。
ここをまた新たなスタートと思い、二人を見守り続けていきたいと思います。
とにかく、二人が、これからも、生き生きと目が輝いて、自信を持ち、元気な笑顔でいてくれることが、私の願いです。パピーさんに、今までのことをお礼を言いたくて、一気に書いてしまいました。長文、おゆるしください。本当に、ありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願いします。
暑い日が続きます。パピーさんは、いつもお忙しいと思いますが、どうかお体には気をつけて、お過ごしくださいね。読んでいただいて、ありがとうございます。
こまちより
ここまで・・・
過去のお悩みはとても深刻だった
こまちさんからのメールを頂いて、子供たちが、キラキラと目を輝かせている・・・そんな日々の様子が目に浮かび、本当にうれしく読ませて頂きました。
その後、今まで頂いたメールを読み返して、私もアルバムを開くように、「いろんな事があったな~」と感慨に浸っていたのですが、こまちさんとの一番最初の関わりってなんだっけ・・・と探してみたらこんな風にありました。
“思えば、1年前、長男(当時2歳)のことで悩んでたなぁ、苦しんでたなぁと思い出します。繊細で優しくて人の心に敏感で、でも、超頑固で、いったん決めたら絶対動かないし、
自分の意見を持っているから、人の意見には絶対素直にうんって言わないし、、、。
「やだ」「だめ」「ちがう」ばかり。。。
素直じゃない長男に、正面からぶつかって、長男も私も、すごく疲れていました。その上に、実家の母からは、「ちょっと甘やかしすぎたんじゃない?もっと厳しく育てたらどうかな?」と言われ、だめなことはだめ、ととても厳しく育ててきたつもりの私には、とてもショックでした。
これ以上、どう厳しくするんだろう、厳しくすることで、自分も息子も疲れている、そんなことにとても違和感を覚えて、いろいろな子育ての本を読んだり、インターネットで調べたりして、そして最後にたどりついたのが、パピーさんでした。
パピーさんの言葉には、とても癒されました。疲れた心がどんどん元気になるのがわかりました。子供に明るく自信を持って、そして素直な子になってほしいと願うなら、それは決して厳しさや強制では成り立たないんだ!ってことを勉強し、目からうろこでした。
最初は良い関係を作る事から
私は、まずはありのままの長男を受け入れようと思いました。真正面からぶつかって、ある意味、戦っていた長男を、まずは受け入れて、認めたんです。そして、「長男を良い子に育てよう」と肩ひじ張っていたものをやめて、「長男と良い関係になろう」と思いました。
誰かに認めてもらうためじゃなく、長男と良い関係で、いつも笑って過ごしたいと心から願いました。
長男が、1年前と違うのは、笑顔がとびっきり明るくて、認めてもらっているって知っているから、とても安心した顔をしていることです。
弟の面倒もよく見てくれるようになりました。人見知りで、とても行けないんじゃないか?と心配していた幼稚園は、毎日楽しくて仕方ないようだし、クラスでも、みんなを笑わせたりしているようです!!
秋にあった運動会でも、生き生きとした笑顔でお遊戯を披露してくれたり、かけっこをしていました!!輝いた笑顔が本当にうれしかったです。”
これは、勉強を始めて、息子さんに変化が起き始めた、そんなころに頂いたご報告でした。
きっと、この頃に気づいた“子供に明るく自信を持って、そして素直な子になってほしいと願うなら、それは決して厳しさや強制では成り立たないんだ!”を、今までもずっと大事にされてきて、常にそばに寄り添っていてくださったんだろうな~、と思います。
こまちさんからのエール
そうそう。こまちさん、「幼少期に人見知りで悩んでいても、きっと大丈夫です!自信をつけたときに、子どもは、本来の自分の力が出せてくるんですね!」と言われていましたよ(^^)
こまちさんのこのご報告やメッセージが、何かのヒントになってくれたらうれしいな~と思います。こまちさん、貴重なご報告、そしてメルマガ掲載のご許可をありがとうございます。
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