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第926号 自分の弱さと決別する

 
こんばんは。パピーいしがみです。「子供がわがままで困る」「親の言うことを聞かない」「何度言っても直そうとしない・・・」多くの方がお悩みになっている事かと思います。

私のところにもこのようなお悩み、ご相談を頂く事がありますが、何が原因で起きているのか、それを把握するために「具体的にどんな事がありましたか?」「どういう経緯でそうなったのでしょうね?」「いつごろから起きていますか?」など、できるだけ詳しくお聞きしています。

というのは、今、起きているその問題が、何が原因で起きているか?は今、起きている問題だけをお聞きしても、分からないからなんですね。

今日、ご紹介するナポリタンさんからも、同じような内容のご相談を頂きました。そこには、さまざまな「困っている」事が書かれていたのですが、もう少し具体的な事象で、いつ、どんな時に、どのようになるのか、それを教えてください・・・、とお願いしたのですが、そこでメールは途絶えました。

私も、もしかしたら良い方向に向かっているのかな?と思って、深くは追及せずにいたのですが、しばらくぶりにメールを頂きました。そこにはこんな風にありました。

ここから・・・

「メンドクサイ」という気持

パピーさん、こんにちは。ナポリタンです。一度、ご相談のメールをさせて頂いた事があるのですが、それきりでお返事もせず、申し訳ありません。

パピーさんにご相談のメールを差し上げた時、私はなるべく自分の気持ちや行動を隠し、子供の問題行動を、どうやったら解決できるのか?それだけを聞こうとしていました。

パピーさんからは、「今、起きている問題だけでなく、そうなった経緯や、具体的な事例など、いくつかお聞かせください」とお返事を頂いたのに、正直にお話しできず、うやむやにしていました。

その時はとても失礼な事をしてしまい、申し訳ありませんでした。これは、私のとても悪い癖なのですが、私は、いろんな事を「メンドクサイ」と思ってしまうのです。

そして自分の非を認めるのが苦手で、何か指摘をされるとすぐにカッとなってしまいます。

今まで、自分の事は棚に上げて、うまくいかない事を、人のせいにばかりしていました。その癖、八方美人的なところがあり、人前では愛想笑いでニコニコしていながらも、家に帰ると途端に不機嫌になったり、誰かに当たったり・・・。

逆に旦那はとても温厚な人なので、私が機嫌が悪いとすぐにそれを察知して、なだめてくれたり話を聞いてくれたりしていたので、「私ってワガママだな」と思いながらも、自分を変えようとしたことがありませんでした。

旦那はそんな私でも我慢してくれていましたが、子供はそういう訳にはいきませんよね。

娘が生まれ、乳飲み子の時には、可愛い、可愛い・・・で、問題もなかったのですが、言葉をしゃべるようになると(私の血でしょうか)とても頑固で、自分の思いどおりにしたいと、自己主張が強く、ワガママで、ひどい癇癪を起しました。

保育園に行っても思い通りにならないと暴れ、いつも怒っているような子供になってしまいました。年齢を増すごとに「かわいい」ではなく、「憎らしい」と思うようになっていきました。

私は、娘の素直でないところや、ワガママが許せなくて、怒ってばかり。娘も負けておらず暴言を吐きまくる。家の中はぎすぎすして、娘の言葉づかいが周りの子供たちに悪影響を与えている、と、保育園からも苦情を言われるほどでした。

保育園を出れば、家に帰ってもずっと、私と娘が口げんかが休まることが無く、どんどん悪循環にはまっていく感じでした。

このままでは、絶対にいけない、家庭も娘も私がダメにしてしまう。何とかして自分を変えなければ・・・そう思った時に見つけたのが「幸せなお母さん」のサイトでした。

沢山のお母さんたちの努力の結果やコツなど、惜しみなく公開されているバックナンバーは、私にとっては宝の山でした。それを真似してみると、急に娘が柔和に変わったり、スムーズに事が運んだりして驚きました。

「メンドクサイ」は行動を制限してしまう

これは良いかも?と思って、すぐに申し込みをしましたが、そこで、又、私の癖が出てしまったのです。「勉強するのがメンドクサイ」と・・・。

困ったら相談すればいいや・・・なんていう気持ちもあり、毎週、送っていただくフォローメールにも目を通すこともせず、もちろん努力もせず・・・、今までと全く変わず「強制・命令」でした。

当然ですが、子供との関係も改善しません。でも、それは解っていました。なぜなら私が自分を変えようとしていないからです。何も努力していない自分を、自分が良く知っていたからです。

自分の「メンドクサイ」という気持ちを変えない限り、娘との関係も、良くはならないだろう。きちんと勉強をしない限り、何も変わらないだろうと。

パピーさんは「方法じゃないですよ、考え方ですよ」と何度も何度もメルマガでも言っておられるのに、私は、方法ばかりを探していて、ちょっと良い方向に向かうと、すぐにそれで満足してしまい継続をしない・・・。

相談をしても、くわしくお話をすれば、私が勉強をしていない事は解ってしまうでしょうし、パピーさんは呆れるだろうな・・・私は軽蔑されるかもしれないな・・・そう思うと、正直にお話しすることもできず、お返事もできなかったのでした。

かといって、私は「メンドクサイ」を捨てることができず、「やらなきゃ」という気持ちと「メンドクサイ」という気持ちが交錯して約1年もそのままにしてしまいました。

「メンドクサイ」との決別

でも、昨年末、「いつまでこんなことを続けているんだ!」「もういい加減目を覚ませ!」と言われたような気がして驚いて目を覚まし、そこで、もう「メンドクサイ」は止める!子供に対しても時間を掛ける!ちゃんと向き合う!

簡単な方法に頼らず、真面目に学び、続けよう!と決め、旦那にもそう伝え、毎朝10分間の勉強と、今日は何を意識するのか?を決める、をノルマにして、やっと半年たつところでした。

たった半年ですが、私からすると、「続けることができた!」という嬉しい驚きと、少なからず変化が表れてきたと感じるので、中間の報告をさせて頂きたいと思って、メールを書き始めていたところでした。

「メンドクサイ」をやめてみると

最初に、子供の変化を感じたのは、ワガママだと思っても、一旦、子供の話を全部聞いてあげることでした。

今までの私は「イイからすぐにやりなさい」「言われたことは素直に聞きなさい」など、子供のワガママにいちいち付き合うのがメンドクサイので、「また始まった」と思ったら、強制・命令ばかりでした。

ですが、その強制・命令をやめて、子供の話を聞いてみると、ただそれだけでも、その後の様子が全く違い(癇癪や暴言が減少)ったり、

出発前の準備が掛かったり、行動が遅かったりすると、「早く」「早く」などと言っていたのをやめて、「できるまで待っているから落ち着いてやってごらん」と急かすのをやめてじっくり「待つ」をしてみたら、いつもそこから始まっていたバトルもなく、スムーズに事が運ぶ事が多くなりましたし、

頭ごなしに叱っていたこともやめ、「どうしてそう思うの?」と子供の考えを聞いてみると4歳なのに、しっかりと理由が話せたりして、私はそれすら聞こうともしていなかったな・・・と反省することしきりでした。

そして、それを続けていくと、どんどん娘が落ち着いていくのが分かりました。

結果的に、娘のワガママや癇癪、頑固な部分は、私の一方的な決めつけや、頭ごなしの叱責、強制や命令に対して起きていた反発だった、という事が良くわかりました。

そして、子供も自分の意見をきちんと聞いてもらうと、いつまでも自分のやり方に固執せず、人の話を聞くこともできるようになりました。

おかげで保育園でのトラブルも減り、先生からは「顔つきが優しくなりましたね」と言われ、苦情を受けることも今はほぼありません。

パピーさんが良く言われている家庭での影響が多方面に表れる・・・という事を実際に感じました。

もちろん、今、すべての問題が解決した訳ではありませんし、私も、時々、切れてしまう事もありますが、こうやって実際に自分で経験してみると、「もっと早く決断すればよかった」と思いますし、娘とのバトルがあったからこそ、自分が変わる決意ができたんだな、と娘の存在を愛おしく思ったりできる・・・そんな自分を嬉しく思います。

昨年末、叱ってくださったのは、パピーさんだったのでしょうか?(まさか)どこかで聞いたことのある声だった・・・という事だけ覚えていますが、誰が私を叱ってくれたのか、いまだにわかりません。

でも、まだまだこれからだと思いますので、今後も「メンドクサイ」を封印して頑張ります♪是非、今後ともよろしくお願いします(^^)

ここまで・・・

きっかけは何でも良い

ナポリタンさん、不思議な出来事?をご報告くださって、ありがとうございます。
「いつまでこんなことを続けているんだ!」「もういい加減目を覚ませ!」そう言ってくれたのは、ご自分の心だったのでは?と思います。

きっと、ずっと「このままじゃいけない」って、ご自分でも葛藤をお持ちだったのだと思います。

でも、何がきっかけでも、そのきかっけによって、ご自分の弱点を克服する決意をされた事。本当に“よくぞ決断なされた”と思います。

私たちは、誰だって自分の弱い部分があります。そして、なかなかそこを乗り越えられません。何年も何年もできなかった山の頂を、乗り越える決意をして、今、半年間、継続をされた。それは、とても大きな決断と努力だと私は思います。

それにしても、娘さんの変化はすごいですね。本当に、親によって子供はいかようにも変わるんだな♪と思わせてくれるご報告でした。

是非、これからも今の意識を継続してくださいね。
「愛おしい」気持ちは、きっともっと大きくなり、さらに嬉しい事、楽しい事が増えるはずですから♪

 
 

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