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第971号 負けず嫌いが激しい

こんばんは。パピーいしがみです。

今日のメルマガは「負けず嫌い」についてご紹介したいと思います。

でも、結論から言うと、私はこの「負けず嫌い」ってとても良い性格だと思っているんですね。

ライバルがいる事で、真剣に取り組み、それが結果的に子供の能力を高めてくれるからです。

今回、ご相談を下さった、いのママさんのお子さんは、その負けず嫌いがかなり激しくてお母さんも手を焼いていたみたい。

その時のご相談はこんな感じでした。

ココから・・・

息子は毎日幼稚園と週1回のサッカークラブに通う毎日を過ごしています。

普段、家での様子は仮面ライダービルドや、キュウレンジャーが好きで明るく優しい性格でいつも、笑顔。

年長になり、クラス替えをしたのですが、年中でも一緒だったAくんとまた同じクラスになりました。

Aくんは声がめちゃくちゃ大きくガツガツ前へ出ていくタイプ。

足が早く、園で取り組んでいる体操も家でたくさん練習をし、誰よりも早くできるようにして、体操の時間に前で見本をやるようにと先生にいつも言われているような子。

息子もすごく練習し、足も早く体操も上手。

負けず嫌いではあるけれど性格は穏やかなせいかガツガツ前には行きません。

でも何かと張り合っています。

私はいちいち比較していないで、自分が以前よりできることが増えたのなら、それを喜んで楽しんで頑張ればいいと思いますが。

かけっこ、跳び箱なんだって競います。体格も変わらないし、なにをやらせてもよくできる。けど自分より先にAくんができるのがくやしいらしく・・・

帰宅後荒れます。泣いてわめいて大変です。

そこで頑張りを認めて褒めても結局『Aくんのほうがすごいもん、おれはだめだ』と言って全く聞き入れません。

だんだん私も疲れて、褒めるということをしなくなってしまいました。

またクラスで談笑したりするときも、Aくんの周りには友達がたくさん集まってくるのに、僕のところには2・3人・・・

と言うので、人数じゃないよ。自分のところに来てくれる友達を大事にしたらいいじゃない。と言ってもAくんみたいな感じがいいと言います。

そして、Aくんの事でむしゃくしゃし始めると爪を噛むようになりました。

当初は軽く注意をする程度でしたが、言っても言っても止めず、悶々とした日々が続きました。

あまりにストレスフルでなにも変わらない、そんな日々に爆発してしまう時もありました。

息子は泣き叫び、まるで動物が威嚇するかのように大声を張り上げるようになってしまいました。

私が黙っていれば良いかと思ってできるだけ注意しないようにしても変わりません。

そして、一度きいてみました。

家族が仲良くて、サッカーも頑張っている。友達とはゲラゲラ笑って楽しそうにしている。何が不満なの?

すると『Aくんに勝てないこと・・・』とポツリと言いました。

やっぱりなと思いました。

だから、十分頑張っていることや、Aくんにはない息子の良さを伝えましたが、あまり響いていないようで困っています。

一体どうしたらよいのでしょうか?

ココまで・・・

上記のご相談を頂いたのは、年長さんになってからでしたが、年中さん時代にも同じようなご相談を頂いていて、その時は、ちょっとしたことでくじけてしまう・・・という内容でした。

例えば、50メートル走をやって、全体で3位だったのに、表彰式の時に自分より早い子(1位、2位)がいるとどーんと凹む・・・とそんな状態だったそうです。

年長さんになってからも、とても努力家で一生懸命に取り組むのに、Aくんと比べて「自分はダメだ」と落ち込む・・・それをどうにかしたい・・・というご相談だったのですね。

なのでこんな風にお返事をしました。

ココから・・・

メール、拝見しました。

年長さんの息子さん。とても頑張っているのにさらに上を行くA君がいるんですね。

頑張りやの息子さんの悔しい気持ち、よくわかります。

そして、いのママさんが、息子さんの事を褒めてあげても、息子さんはA君と比べて、お母さんの褒め言葉を認めようとしないんですね。

では・・・どうでしょう?

「褒める」という事よりも「好き」という面でお母さんはA君よりも、あなたの方が何倍も好きだ!と言ってあげたらどうでしょう?

例えば、A君と比較をして「自分なんかダメだ」と言っている息子さんに「じゃあ、お母さんはA君とあなたと、どっちが好きだと思う?」と聞いてみてください。

息子さんがどう答えようが、お母さんの気持ちは決まっていますよね。

そう。息子さんの方がA君の何倍も好きなはずです。だからそれを伝えてあげて欲しいのです。

確かにいろんなものではA君に叶わないかもしれません。

でも、そんなA君に負けたくない!って頑張っている長男さん。いろんな事に努力を重ねている今の姿。それらはお母さんにとってとても嬉しく、長男さんは自慢の息子なんだ!という事を話してあげて欲しいのです。

息子さんの今、比較対象はA君より優れているか否か、だと思います。

でも「お母さんに好かれているか否か?」という比較では、A君よりも明らかに勝っている、という事実があります。

私は、それをはっきり伝えることで、息子さんにとっても安心や癒しになるのではないかな?と思いますがいかがでしょう?

ココまで・・・

このようにお返事し、しばらくして、いのママさんからお返事を頂きました。

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。ご無沙汰しています。

1月中旬に息子の負けず嫌いと、爪噛みの相談させていただいたいのままです。

1月に、相談させていただいた内容は、負けず嫌いでA君に勝ちたくて、日頃の努力を認めてもその言葉を聞き入れない。どうしたらよいのか・・・?でした。

これに対して、私が息子をどれだけ好きかを話してみましょうとお答えくださいました。

私は、寝る前の布団の中で「どちらが上か下かより、努力しているあなたはカッコイイね。そんな○○が大好きだよ」と言ってぎゅーしました。

これは以前からやっていたことではあったのですが、悔しさでぎゃんぎゃん騒いでいるときはまるで聞いていませんでした。

(息子は努力家で、跳び箱も高い段が跳べて足も速くて、理解力も高い。優しくて明るい。先生からは褒められることも多い子なんです。

充分すぎるくらい出来るのに、更に上を行くAくんに勝てない自分はダメだと思い込んでいる。こっちが疲れるぐらいに・・・。)

なので、夜、布団に入り、ゆったりとした時だけにしてみようと思いました。

「大好きだよ」の言葉を聞いて、そのまま寝る感じです。

その数日後、さらに上の段を目標にしていた跳び箱11段が跳べて保育参観でも、体操発表があり、そこでもたくさんの保護者の前で跳び、ほめられました。

2月にあった発表会の劇でも自信満々で演じており、先生からも「役のセリフの言い方を工夫して、伝わる言い方を考えていたんですよ(^.^)努力家ですね」と言っていただいたりしました。

また卒園の2週間前に50m走のタイム記録会があり、ついに目標にしていた学年1位になりました!!

保育の時間内にやることで、いつ計るか親は知らないのですが、夕飯時に『今日タイム計ったよ。幼稚園最後だから気合い入れて走ったー!』と言っていたので、

『頑張ったんだね♪お母さんは頑張ってるあなたを見られることがうれしいよ。』と言いました。

でも1位とは・・・びっくりです!

たくさんの先生方がほめてくださいましたが、先生から『今まで、悔しくて泣いてしまう姿を見てきたからめげずに目標に向かう○○くんがカッコよくて、嬉しくて、いつも応援していましたよ。』というお言葉まで頂き、私も嬉しかったです。

賞状ももらって本人も自信がついたようです。

3月の卒園式では、新年度当初から目標にしていた皆勤賞も達成し、表彰され、かけっこの賞状もみんなの前でもらい、嬉しそうな姿。

悔し泣きをした時は、ひたすら付き合い、励ました日々・・・。いつも笑顔が絶えなくて、友達や先生に恵まれた3年間。

家では、くだらないことに癇癪おこして、ぎゃんぎゃんわめき散らしていた時もあったな、とか。色々思い出しながら、涙してしまいました。

大好きな先生や友達と写真をいっーぱい撮り、帰ってきました。

爪噛みについては、少し減ったようにも感じますが、完璧とは言えないかなぁといった感じです。

入学式は、あっという間によその幼稚園出身の男の子と友達になったらしく、にっこにこで通っています。

入学式の翌週月曜日に、書類の件で担任の先生から電話がかかってきたときには「今日、初日、自己紹介を前に出てやったんですけど○○くんは、大きな声ではっきりと自己紹介ができていましたよ♪元気いっぱいで明るくて、いい感じですね(^.^)」と言って頂きました。嬉しかったです。

(後略)

ココまで・・・

いのママさんのお子さんは、Aくんというライバルがいて、とても強い「負けず嫌い」で、努力に努力を重ね、最終的には、跳び箱や50m走でも、すばらしい結果を残し、幼稚園を充実した思いで卒園して、小学校でも頑張ってくれているそうです。

実は、いのママさんのご相談の一番最初は「明るくて優しい、が長所である半面、人のことが気になり遠慮がちで、少々のことでメソメソするところをどうにかしたい」という内容でした。

ご自身も子供の頃は、かなり内気で物怖じし、自信がない子だったので「自分のようになってほしくない」という思いで勉強を始められた・・・と言っておられました。

それ時から比べると・・・かなり強くなったし、自信もついてきた♪と思います(^^)

私も過去の相談内容を読み返してみて、あの時のお子さんがこんなに変化するんだな~と驚いています。

ちなみにAくんは違う学区なので、小学校では今のところ、張り合う相手がおらず、自分らしく過ごせているようです。

今後、違うライバルが出現するかもしれませんが、さらにこれからも自分の力を伸ばしていってほしいです(^^)

いのママさん、貴重なご報告、ありがとうございました。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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