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第990号 続ける?やめる?習い事

こんばんは。パピーいしがみです。

大坂なおみさんが、USオープンで優勝して、その後、日本で行われたパンパシフィックでも全試合ストレート勝ちで決勝まで残りました。(残念ながら準優勝でしたが)

力強いプレースタイルと、たどたどしい日本語、勝ってもおごらない姿勢に、ファンも急増中の様です♪まだ20歳と若い大阪選手、これからの活躍が楽しみです。

さて、今日のメルマガは「続ける?やめる?習い事」として、多くの方が悩む「習い事」(特にスポーツの習い事)についてご紹介したいと思います。

スポーツには、それによって自信を付けたり、自分の可能性を感じたり、達成感を味わったり、つらい練習に耐えた経験から我慢強くなれたり、もちろん筋力や体力が向上するなど子供たちの成長にとって、素晴らしい面がたくさんあります。

ですが、いまだに「昔ながら」の方法で指導しているケースも少なくなくて、子供がモチベーションを失ってしまう、という事も無いわけではありません。

そこでやる気を失ってしまったお子さんの習い事について「続けるか?やめるか?」というご相談を頂くことがよくあるのですが、私は、“やる気を失ってまで続ける必要はない”と思っています。

野花さんからは、こんなご報告を頂きましたので、ご紹介させて頂きますね♪

ココから・・・

パピーいしがみさま。こんばんは。

本当は、ご相談しようと思って、メールを書く準備をしていたのですが、何だかんだで、解決?することができて、でもどうしても報告したくなって、今、こうしてメールしています。

まず、ご相談しかけたことは、子供の習い事です。

1年半前から、週に一度、ラグビーを習わせています。

主人が高校、大学とラグビーに熱中して、私も大好きになり(オールフォーワン、ワンフォーオールの精神が好きです)子供ができたら、ぜひ習わせたいと思っていたことと、

運動が苦手、走るのが苦手な息子に、足が速くなるように、持久力がつくように何かスポーツをさせたい、と思って、友人の紹介ではじめました。

チームは、小学生がメインのチームですが、とてもアットホームな雰囲気なチームでした。

それでも、試合では勝つ強いチームなところが、いいと思って始めました。

最初、息子は、途中で投げ出したり、走るのも最後。

練習試合中に、大の字になってグランドに寝てしまったり、タンポポを見つけては、私のところに届けてくれるなど(可愛かったですが^^)、

やりたい放題でしたが、それでも、温かく見守りつつ、指導していただき、1年経った頃には、最後まで走りぬける日が増えるようになりました。

試合に負けた時は、「悔しい」と涙して、自転車に乗らず1.6kmを走って帰ったこともありました。

成長に驚きながらも、安心して、毎週楽しく参加していました。

ところが、年度が変わって、メンバーが変わることによって、今までと雰囲気が変わって行きました。

少しずつ嫌がり始め、とうとう「行きたくない」と言い出すようになり、コケたり、失敗したりするたびに「やめる!」「ラグビーなんて嫌い!」「お家に帰りたい」と泣き叫び、

練習の途中で泣いては「ママー!」と私のところに逃げるようになり、毎週、泣いては練習を放棄、ふてくされるようになってしまいました。

何とかしようと、毎朝、少し早く家をでて、パス練習をしたり工夫してみましたが、面白く無くなってからは「ボールじゃなくて縄跳びがいい」と、ラグビーを避けるまでになってしまいました。

無理に頑張らせていいものか、でも、嫌なことがあってやめるということだけはして欲しくない、という気持ちもあり、ご相談しようか、どうしようかと迷っていました。

思い返せば、いろいろと出てきます。

チームを作るとき、上級生がキャプテンになり、一人一人自分のチームに入れたい子を指名していきます。

泣いてばかりの息子を欲しがるキャプテンはいません。最後まで、声がかからないようになってしまいました。

その時の、息子のショックを受けた表情と、それを分からせるまいと必死で突っ張っている小さな体を側から見ていて、言葉にならなかったこともありました。

そんなとき、同じ幼稚園のママ友達から、プール教室に誘ってもらいました。

仲の良かった、年少の時の友達がいっぱいいるよ、ということで、何となく応募したところ、思いがけず当選(人気でなかなか当たらないそうです)し、昨日、初のプール教室に参加してきました。

行く前から「怖い、行きたくない」という息子。こんなに自信のない、怖がりだったかな?と悲しくなるほどの息子の様子に、ちょっとショックでした。

とにかく怖いというので「何が怖い?」と優しく聞くと「プールに行くのが怖い」と言います。

「大きなプールで泳げるよ」というと、ちょっと惹かれたようで、気持ちが変わらないうちに早めに出かけました。

(もともと水遊びが好きで、お風呂でもよく潜ったりしていますし、海が大好きで、波乗りが気に入って今年は3回も泳ぎに行ったほどです)

幸い、その教室に1年半通っている同じ幼稚園の同じクラスの友達が、息子になんでも教えてくれて、着替えや、更衣室、プールサイドではしゃぎまくり、最初の不安はどこへやら。

安心しながら、私も、お友達のママにいろいろ教えてもらって、会話が弾んでいたところ、急に号泣する息子の泣き声が響きました。

どうやら、チーム分け(4つのレベルがあり、各レベルを担当する先生が名前を読み上げます)の途中で、自分だけ呼ばれないかもしれないことに、不安になったようで、号泣し大粒の涙をながしてしまいました。

(ただ単に、息子は新しく入ったので、名簿のリストの下の方に追加され、名前を呼ばれるのが最後から2番目だっただけなのですが)

最後まで残ってしまうことに、ラグビーのチーム分けのトラウマが蘇ったようで、おそらく「自分はここでも必要とされない、好かれてない」と感じたんだと思います。

思わず息子にかけよる私に、水泳の先生たちは、びっくりしていたようですが、そんなことお構いなしに、息子に寄り添いました。

「シャワーをあびない」「お家に帰る」と言い張って、動こうとしない息子に、

「どうしたの?」「何が嫌?」「ママはいつもなんて言ってる?」「泣いたら泳げるようになる?」「泣いたら、何か変わる?」と、伝えたところ、

「何も変わらない」と泣きじゃくりながら答える息子。

初心者クラスはとっくに、大きなプールへと移動し、教室はスタートしています。少なからず、焦る私。

そうこうしているうちに、たまたま、息子のクラスメイトが遅れてきて、元気に息子の名前を呼んでくれました。そして慣れた様子で、シャワーを浴びに行くお友達。

「お友達といっしょにシャワー浴びてみる?」と声がけするもダメ。

そんな様子を見ていた、お友達のママさんが、「今日初めて?大丈夫だよ、ここの先生優しいから」と優しく声をかけてくれました。

それでも、断固として動こうとしない息子でしたが、少し、心境の変化はあったようで、海に似せた小さなプールがあることに気づき、ちょっと泣き止みます。

先生も「今日が初めての子が多いので、ここからスタートするつもりです。ここで遊んでも大丈夫です。みんなこっちに戻ってきますから」とおっしゃってくださり、

息子の近くにボールを投げて、いっしょに遊ぶように誘ってくれたところから、目の色が、顔つきがガラリと変わりました。

「拾っていい?遊んできてもいい?」と目で訴える息子。

「もちろん、遊んでおいで、ママはここにいるからね」と言うと、スタスタとボールを拾いにプールに入ります。

ボールをカゴに戻し、そこから、手をついて水の中を移動したり顔をつけたり、あれよあれよと水遊びを楽しむ息子。

その間も、何度も私の顔色を伺うので、その度に頷いて「見てるよ!」というやりとり。少しずつ、その間隔がどんどん開いて、最後は先生と遊びに夢中。

いよいよ、初心者クラスに合流し、ホッと一息ついていたところ、先生に連れられて、どこかへ移動していきます。

どうやら、もう上のクラスに行っていいということらしく(ママ友曰く、このプール教室には昇進?試験などなく、教室中に大丈夫と先生が判断すると、すぐにクラスアップするそうです)、

ジャンプしてプールに入り、壁を蹴って、背泳ぎの体制になる練習、そこからもう一人の先生のところまで自力で泳いで行く、という練習を繰り返すクラスになりました。

水に顔をつけて、次は、顔を水につけたまま目を開けてみる。そしてその次は、少しだけ長い時間、顔をつける。

同じことに繰り返しの中に、先生が少しずつ難易度をあげて、指導してくださるのを見て、とても感心しました。

ちゃんと、両手で息子を支えながら、息子を見ながら、そして、息子もそれにできるだけ挑戦していく。

そして「すごいね」とか「できたね」とか、一回ごとに頭をポンポンっとしながら(息子はこれが大好きなんです)声をかけてくれます。

どんどん元気になっていき、自分から顔をつけて先生のところまで泳ぐことに挑戦して(といっても1mくらいの距離ですが)「顔をつけられるなんてすごいね」とまた褒められる息子。

プールでの指導は、パピーさんの“認める・褒める・包む”を実践していて、ちょっとずつ難しいことに挑戦させることを実践していて、ものすごく勉強になりました。

自分が泳ぐ順番を待つ間、プールサイドで楽しそうに大きく手を振って「ママ見てて!」と叫ぶ息子。私も、ウンウンと頷き、手を振り返します。

さっきまで号泣していた息子はどこへやら・・・。

「もうこのクラスに来たの??!」というママ友の言葉に、私もよく状況が飲み込めず、なんだか、目頭が熱くなって、一人感動してしまいました。

(写真を撮って、すぐに夫にラインしました。すぐに「楽しそう!」という返信が来ました^^)

1番上のクラスにいる幼稚園の友達にも、声をかけて、先生から注意されるほど元気になり、どんどん、水を得た魚のように、存在感をます息子。

練習が楽しくて仕方ない様子が、手に取るようにわかります。

先生も、決して叫ぶこともなく、言葉だけで指導することもなく、時々、自分自身が大きく泳いで見せることで、息子の心を捉えます。(スゲえ!!と目を丸くしている様子で、すぐにわかりました^^)

その分、水にジャンプすることに挑戦する気持ちが芽生え、先生も手をつないでくれていたのが、次はちょっとだけ離してみたりと、きめ細かい指導が光ります。

それに、ちょっとためらいながらも、夢中になって取り組む息子。

できないことを、ためらったことを、決して無理をさせない先生。とてもありがたかったです。

その繰り返しで、あっという間の1時間でした。びっくりするぐらいあっという間です。(ラグビーでは時計ばかり見てしまいます)

最後は、元気よく、最初はできなかった“みんなで列をつくって汽車になって移動する”こともでき、声も大きく出せて「浴びない」と頑に拒否していたシャワーもあっさりみんなといっしょに浴びて、初プール教室終了です。

帰りは、たくさん褒めました。褒めようと思ったわけではなく、褒めずにはいられなかったんです。

だって、本当にすごくて、素晴らしかったから。すごかったこと、偉かったこと、本心から感心して伝えました。

写真やビデオを撮ったので、寝る前に見る?というと、見る!というので、見ながら、また褒めました。

そして、まだ、続きがあります^^

次の朝、バスの時間ギリギリ(バス通園です)にも関わらず「ママ、(ラグビー)ボール持っていきたい!」と言い出します。

忘れ去られていて玄関に置きっぱなしだったボールです。

???と思って、「時間ないよ」といっても、どうしても持って行くと言って聞きません。

「2、3回パスするだけでも良い?」と聞くと「うん!」と嬉しそうなので、ボールを持ってバス停に行きました。

少し時間があったので、パスの練習をしましたが、その間にバス仲間のお友達のママに「昨日のプール、行けた?」と聞かれ、いろいろ説明している間も「ママ、パス出して!」とノリノリで、訳がわからない私。

息子が泣いたことは話すつもりはなかったんですが、自分から「泣いた。でも、楽しかった!」と、落ち着いた声と様子で、自分で色々と話すことができ、これにもビックリしました。

バスが来るギリギリまで、パス練習して、息子は元気よく幼稚園に行きました。これが今日の出来事です。

プールが、まさか息子の自信を取り戻し、ラグビーのボール練習まで自らやりたいと言い出すなんて、思ってもみませんでした。

(後略)

ココまで・・・

今回、メルマガでみなさんにご紹介するにあたり「ラグビーがダメ」「スイミングが良い」という事を言うつもりは全くありません。

現に、最初は運動が苦手な息子さんが、1年ラグビーを続けることで、ずっと走っていられる体力と集中力がついたのですから♪

でも、大事なのは「何が何でも続ける事」ではないと私は思うのですね。

まずは、そのスポーツをすることで「楽しい」と感じる事。その楽しさの中でなければ、同じ時間を使っても得るものは少ないと思うのです。

特に、子供にとって、それが自信ややる気を失ったり、気持ちをマイナスに向かわせるのであれば、そのスポーツをする意味がない・・・とまで私は思っています。

そこで野花さんは、体験でプール教室を試したわけですが、その時の先生がとても丁寧に接してくれて、常に子供の興味を引きながら、泳ぐこと、できる事の楽しさを教えてくれて、元気がなかった息子さんをたった1時間で変えてしまいました。

でも、これこそがスポーツの力であり、運動の素晴らしいところだと思うのですね。

私たちはもともと向上心を持って生まれています。

ですから寝返りができるようになると、ハイハイをし、ハイハイができるようになると、立って歩き、そのうち走るようになります。

又、様々なものに興味を持ち、舐めたり触ったり、いろんな体験をしながら知識を吸収して行きます。

「できない」事が「できる」ようになるって、ものすごく楽しく嬉しい事で、次々と「できる」を体験すると、自分はもっともっとできるんじゃないか?本当は何でもできるんじゃないか?ってワクワクしてきます。

このワクワクした気持ちを感じている子と、感じていない子がいたら、その上達スピードは全く違ったものになりますし、その気持ちがスポーツだけでなく、様々なものに応用されたら・・・どうでしょう?

子供の未来って大きく違ったものになりますよね(^^)

ですから私は、やる気を失ってしまうような習い事や、結果的に自信を無くしてしまうようなものであるのなら、続ける必要はないと思うのです。

そして、運動だけでなく様々な面で、能力を高めてもらうために「ワクワクした気持ち」を子供が持てるよう、親の姿勢「認める・褒める・包む」をお願いしているんですね♪

今回、野花さんの息子さんは、元の自分を取り戻してくれて「ガラッ」と、本当にガラッと変わってくれたみたいです。

まだまだこれからが長い子供達。是非、子供達にはたくさんの「できた♪」と、ワクワクの気持ちを持って、毎日を過ごしてほしい♪と思います。

野花さん、貴重なご報告、そしてメルマガ掲載のご許可をありがとうございました。

※ ご興味がありましたら、ご覧ください。

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